【テレワーク体験事例】在宅で働く時のモチベーションを保つコツ4つ

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。公務員、民間企業の障害者雇用を経て、テレワークを導入している仕事に転職した。テレワークを希望した理由は持っている発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)とHSP気質の影響で、周囲からの負の感情を受け不調になりやすいことを回避するため、家事を行う時間を設けるための2つ。現在は妻と2人暮らし。

テレワークで、ライター業務をする男性

テレワークを導入する企業が増えている

テレワークで、自由に働く強みを活かしている男性

テレワークの普及が進んでいる

近年、働き方改革に伴いテレワーク(在宅勤務)を行う企業が増えてきています。テレワークは介護や育児をしながら仕事をしたい方、障害などからオフィスの環境で仕事をすることができない方などにメリットがある働き方として注目されています。

参考:テレワークとは?|テレワーク情報サイト
参考:総務省|情報通信統計データベース|テレワークの動向と課題について

しかし、まだ課題は残っている

テレワーク導入で『通勤ラッシュのストレスがなくなる』などのメリットを感じる反面、現在もテレワークを行う上での課題は残っています。最近テレワークを始めた方の困りごとの一つとして『モチベーションをどう保つのか』という点があるのではないでしょうか。突然企業から家で仕事をしなさいと言われても、

・自宅にいると、ついテレビやスマートフォンを見てしまう
・自宅にいると、スイッチをどう切り替えたらよいか分からない
・そもそも、いつ仕事をしたらよいか分からない

このような悩み事を抱えているケースが多いのではないでしょうか。こちらの記事で、テレワークのデメリットや対策について紹介していますので、併せてご覧ください。

参考:在宅勤務ガイドライン
参考:オフィスワークにこだわる2社が語る「テレワークを推奨しない理由」 | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

このように自宅でどう仕事のモチベーションを保つかが見えず、困っていることはありませんか。そこで今回は、テレワークで記事制作の仕事をしている筆者の経験をもとに、

・モチベーションが上がらない時はどのようなときか
・どのようにモチベーションを保っているか

この2点について紹介していきます。少しでも業務の参考になりましたら幸いです。

【体験事例】テレワークでモチベーションが上がらない時

モチベーションが上がらず困る男性

疲れている時

多くの方が想像しやすいのではないでしょうか。疲れているとつい、『もう少し寝ていたい』『今日は疲れててしんどいな…』というときがあります。筆者もオフィスワークの経験がありますが、通勤スタイルであれば自分がどんな状態であっても、通勤中や職場の雰囲気でモチベーションを上げてくれるのです。

テレワークは、そのスイッチを自分で押さないといけません。誰もモチベーションを上げてはくれません。さらには通勤であればスーツに着替えるなど、スイッチを切り替える要因がいくつもありますが、テレワークは最悪パジャマのままでも仕事自体はできます(勤務態度の良し悪しとは別ですが)。ですからテレワークは、自分で『仕事をするぞ』という気持ちになる以外に、モチベーションを上げる要因がないために苦労することがあるかもしれません。

いまいち気持ちが乗らない時

これも頷ける方がいるのではないでしょうか。特に疲れていたり、不調であったりすることはないけれど何となく気持ちが乗らない…そういうときがありますよね。自宅はリラックスするための場所であり、緊張感を持ちにくいことに苦労している方も多いかもしれません。これが通勤スタイルであれば、気が乗らなくても職場環境が何とかしてくれることもあったのです。筆者の経験で言うと

・気が乗らなくても、職場に行けば案外やる気が出てきた
・気が乗らなくても、職場に行って最低限の仕事をこなした

このようにある程度、周囲の力を借りて最低限必要なところまでモチベーションを上げてくれることがありました。

自宅には、これがありません。むしろテレビやスマートフォンは見放題ですし、モチベーションを下げる『誘惑』が多いです。

このようなことからモチベーションを保つ際に苦労している点があります。しかし、これまで大きな不調やリタイアもなく、ずっと仕事をし続けることができています。さて次は、自宅でどうやってモチベーションを保っているか対処法について紹介していきましょう。

【テレワーク】モチベーションを保つコツ

在宅勤務で、記事を書いている男性

①スイッチの種類を複数持つ

スイッチ?複数?と不思議に感じているかもしれませんが、順を追って説明していきますね。

まず、先ほどテレワークは『スイッチをオンにするのを自分で決めなくてはならない』というお話をしました。確かにそれで大変なこともあります。しかし反対に言えば、『スイッチの切り替え方法を自由に決められる』ということでもあるのです。どんなスイッチの方法であっても、仕事という成果が出れば問題はありません。

そこで筆者は、スイッチの種類を複数持つようにしています。体調や気分によって、『瞬間的にカチッと変える』時もあれば、『つまみのように時間をかけて、ゆっくり変えていく』こともしています。

②疲れ気味の時:スイッチをゆっくり上げる

まず大前提として「不調だけどなんとなく流す」という働き方をせず、本当に不調のときは早めに休むように心がけています。そこを前提として取り組んではいますが、「そこまで不調ではないけれど、ちょっと疲れててすぐにやろうとは思いにくい」というときもあります。

普段は勤務開始と同時にパソコンと向き合えますが、この様なときはいきなりパソコンと向き合うことが辛くなります。そこでスマートフォンで記事の調査だけしておき、気持ちを少しずつ上げるようにしています。現時点ではこういうときでも、結果的に終了時にはほぼ同じ成果を出せています。

これを行うためには、業務の一連の流れを把握し、どんな作業を行うのか細分化して考えることがポイントとなって来るでしょう。

③気分が乗らない時1:家事をする

身体は疲れていないけれど気分が乗らない…そのようなときは家事をします。厳密にいうと、掃除です。体を動かすことで目を覚ますように取り組んでいます。ですからこの場合はスイッチを早めに切り替える工夫をしているわけです。また反対に、疲れている時は家事を最小限にとどめるように調整しています。

④気分が乗らない2:場所を変える

③のパターンよりもさらに気が乗らない場合の対策です。どうしても気持ちが乗らない時は、通勤の時と同様場所を変えます。筆者の場合近くのカフェやファミリーレストランで仕事をするときもあります。先ほど触れた『自宅の誘惑』が少なくなりますし、場所を変えることがスイッチを切り替えるきっかけにもなります。

また、何か所も場所を移動することも可能です。集中できないなと思った時は、仕事の節目ごとに場所を変えるなどもしています。筆者の場合は歩くことで、気持ちをリフレッシュさせることにもつながっています。また、働く場所としてコワーキングスペースも増えています。もし近くにコワーキングスペースがあるのであれば、そのような場所で仕事を行うことも方法の一つです。

関連記事:コワーキングスペースとは。テレワークで利用するメリット4つ

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テレワークに意欲を見せる男性
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まとめ

すこやかな社会
いかがでしたでしょうか。

このようにテレワークは、これまで職場が作ってくれていた仕事のリズムや進め方も自分で決める部分が増えます。ですからはじめは戸惑うことが多いかもしれません。筆者が心がけているのは「在宅勤務は働く場所が家になっただけで、後は通勤と同じ」ということです。こう意識することで、勤務時間やスイッチに関する意識を高める工夫をしています。

自己管理さえコツをつかめば、ストレスなく仕事を進めることができるのがテレワークの魅力です。決してテレワークは不利な状況になったのではなく、そうして自身の生産性を高めることも可能なのではないでしょうか。

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