漢字が得意
漢字が得意
学生時代、または今でも『漢字が得意』ということはありませんか。具体的な例として一部を挙げてみましょう。
・難しい漢字でもすらすら読める・書ける
・漢字の意味や正しい使い方をよく知っている
・国語や漢字のテストの成績が良かった
・難しい言葉を使う本をよく読んでいる
これらのように漢字が得意というイメージを持っていることもあるでしょう。
漢字に関する資格もある
または上記の漢字が得意なスキルを活かして、資格を取得したという方もいるのではないでしょうか。漢字関連でもっとも一般的な資格は『日本漢字能力検定(漢検)』ですよね。これらのほかにも日本語に関する資格として、日本語能力試験や日本語検定などを取得しているケースもあるでしょう(興味のある方は、下記の参考リンクをご覧ください)。
参考:日本漢字能力検定
参考:日本語能力試験 JLPT
参考:日本語検定-ビジネス,就活,学力アップ。日本語力を高める検定です。
漢字の能力を仕事に活かすチャンスはあるの?
漢字が得意なことで、文字を読む、書くことがしやすくなるということは想像しやすいのではないでしょうか。しかしながら、得意なことが仕事で活躍できる武器として考えるとなると、どんな仕事があるのか分からないということはありませんか。そこで今回は『漢字が得意なスキルを活かせる仕事』について紹介していきましょう。
漢字能力を活かせる仕事
編集者・校正者
編集社は雑誌や書籍、Web上の記事などの企画や編集を行う仕事です。校正者は、雑誌や書籍などの原稿を確認し、修正部分や調整箇所がないかチェックする仕事です。どちらも「言葉」を扱う仕事ですから、誤字・脱字、送り仮名のミスなどがあってはいけません。『その漢字が誤りであることに気づかなかった』ということがあっては、仕事が鳴りい断たないこともあるかもしれないのです。ですから漢字に詳しいということは、企業を安心させられる要素にもつながるかもしれません。もちろん、資格として取得していれば履歴書に書くことでアピールにもなります。
漢字が得意という方の中には、『本が好き』という方も多いかもしれません。編集者のように『本に関わる仕事をしたい』と考えているときは、併せてこちらの記事「『本』関係の仕事の種類。読書好きを仕事に活かすヒントを紹介!」もチェックしてみてくださいね。
マスコミ関連
「マスコミ」とは、マスコミュニケーションの略で、マスメディアを通じて多くの方に様々な情報を届けるメディアを通じて多くの人々に多様な情報を届けることを指します。具体的な業界としてテレビ局や新聞社、出版社や広告代理店などが挙げられます。
ここでも多くの方の目に入る情報を届けるわけですから、正確な言葉でもって伝えなければなりません。ですから漢字はもちろん、言葉を正しく知っていることが仕事において大切なスキルにもなるのです。
参考:採用情報|tv asahi corporation
参考:【障がい者採用】募集要項 | 募集要項 | 読売新聞社 採用サイト
参考:募集要項|採用情報|博報堂DYアイ・オー
事務職
事務職全般において、基礎知識として文字を正しく覚えていることは大切なポイントです。書類の作成やメールのやり取りなど文字を扱う上で漢字を正しく覚えていることは誤字・脱字などの不備を予防することにもつながります。もっと言えば、相手からメールが来たとき、『漢字が読めなくて意味が分からない』ということも少ないわけですよね。
ですから業務全般において、漢字を知っているということは仕事の大切な軸になるかもしれません。事務職の種類にあってはこちらの記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。また、他にも業務を進めていく上で必要になりやすいスキルがありますので、ぜひ下記の関連記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事:事務職の就職に有利な資格には何がある?仕事で活かせる資格7つ
その他
その他日本語を活かせる仕事として
・塾の国語教師
・予備校の国語教師
・外国人向けの日本語教師
これらの仕事でも漢字や日本語のスキルを活かすチャンスがあります。もちろん教師としてのスキルも必要ですが、日本語教師の場合国家資格は必要なく、スキルがあればなれるチャンスがある仕事です。
履歴書に漢字検定を書く場合、2級以上が望ましい
冒頭で紹介したように、漢字のスキルとして最も一般的な資格が、「漢字検定」ですよね。この資格を履歴書に記載し、就職活動に役立てたいと考えている方もいるのではないでしょうか。しかしながら、漢字検定は10級から上は1級までありますよね(準2級と準1級も含む)。そのため、「何級から就職に有利になるのか」が気になる方もいるでしょう。
果たして履歴書には何級から効果的かと言いますと、『2級以上』が望ましいとされています。
これは2級の出題内容が『一般的な常用漢字が読み書きできるレベル』であることを証明するものだからです。もちろん、さらに上の級の資格を持っていればさらに有利になるチャンスがあります。もし今3級以下の資格を取得している場合は、就職前にさらにスキルアップを考えることも手段の一つです。
これから資格を取ろうとしている方、さらに上の級に挑戦しようとしている方は下記の参考リンクもチェックしつつスキルアップを考えてみましょう。
語学全般が得意な方はこちらもチェック
得意なものは国語だけじゃない。文系で『語学全般が得意』という方もいるかもしれません。そのなかでも英語が得意という方は多いでしょう。こちらの記事「英語を使う仕事一覧。英語力を仕事に活かすチャンスを知ろう」も併せてチェックして、活躍する選択肢を広げるヒントになりましたら幸いです。
資格やスキルを仕事に活かすにはどうすればいいの?
就職に困っている方の中には「たくさん資格はあるけれど、仕事に役立てる方法が分からない」ということもあるかもしれません。または「自分自身で何気なく行っていることが、スキルになることに気づいていない…」ということもあるでしょう。もしくはそれをどう活かしたらよいか分からなくて迷っていることもあるかもしれません。
スキルや資格も、それを必要とする環境でこそ活かせるものです。履歴書に書くことで一時的に効果があることはあるでしょう。しかしその後の仕事に全く関わりがないものであれば、スキルや資格自体(その学習に費やした時間や労力も含む)がもったいないですよね。ですから就職の際には
○自分にどんなスキル・資格があるのかを見直してみる
○企業がどんなスキルを必要としているかを確認してみる
この2つを意識してみてください。応募者と企業のニーズをマッチさせることは、スキルだけでなく仕事全体においてとても大切なことなので、覚えておきましょう。
「必要なスキルを身につけたい」「自分が持つスキルでどんな仕事に活かせるのかを知りたい」という方は、ぜひ下記の案内をチェックしてみてくださいね。
障害を持つ方へ。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
今回は、簿記の資格を仕事に活かすヒントを紹介してきました。どんな仕事があるのかは分かっても、それをどう履歴書に書けばよいのか、どう面接で伝えればよいのか困っていることはありませんか。または障害特性に合う仕事を探したいなど、働くうえでの悩みがあるときは、このサイト「Salad(サラダ)」にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
漢字や言葉というのは普段何気なく使っているために、なかなか「スキル」として意識することが難しいかもしれません。だからこそ自己理解を深めスキルであることに気づくことで、より活躍できる可能性を広げやすくなるのではないでしょうか。
【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。小さいころから漢字が好きで、漢字検定2級を取得している。