【発達障害】恋愛中、心配過ぎて精神的に辛いときの不安解消のヒント

恋愛中、精神不安定になり辛いときがある

恋愛中、精神不安定になり辛いときがある

恋愛自体を諦めている方が多い中でも、恋人がいるひともいる

発達障害を持っているということで、恋愛そのものを諦めているという方がいます。しかしながら、その中で何とかパートナー探しを頑張った結果、恋愛関係に発展した方もいるのではないでしょうか。

恋愛においてネガティブな心配をしやすい

しかし、せっかく努力して恋人ができたとしても、発達障害の特性上、どこかネガティブな心配をしてしまいがちです。

不安が行き過ぎ、それが相手にとって重圧になることで別れを切り出されてしまうケースもあります。特に、相手に障害のカミングアウトをしていない場合は多いのではないでしょうか。

今回は、そんな恋愛中「心配し過ぎる」「不安になり過ぎる」ことでせっかくの恋愛関係が台無しにならないように、
〇発達障害を持つ方が、精神的に辛い気持ちになりやすいケース
〇不安を解消し、恋愛関係を続けていくヒント

をご紹介します。

参考:NHK バリバラ|ジャンルトークアーカイブ|恋愛・性

【発達障害】恋愛中、精神的に辛い気持ちになりやすいケース

【発達障害】恋愛中、精神的に辛い気持ちになりやすいケース

相手の心情が分からず、「嫌われる」心配をする

相手と直接会っていない時はもちろん、会っている時でも「いつか嫌われてしまうのではないか」と心配をしていませんか?

言葉にしていなければ分からないこともありますが、その不安が態度に出てしまうことがあります。相手からは「この人はどうして警戒しているのだろう?」と感じてしまい、「何かあるのではないか」と反対に疑われる要素を作ってしまうことになります。

メール・電話などで、相手の送受信(発着信)ペースと合わない

メールやチャットのやり取りに困っていませんか?問題になるケースとしては2種類です。

【あなたは「もっとやり取りしたい!」と考えている】
〇沢山やり取りをしたいから、相手から返事が来る前に沢山メールを送信してしまう。
〇一日のうちに何度も電話の発信をしてしまう。

【あなたは「もっとゆっくりやり取りしたい」「要件の連絡のみで良い」と考えている】
〇返信するのが苦手で、返信し終わるまでに何件ものメールなどが来る。
〇一日に何度も相手から電話の着信がある。そのたび出ないと不満に思われる。

感情としては正反対ですが、どちらも「噛み合わない」という意味で相手を不安にさせてしまいます。

会話がうまくできない

「会話がうまくできない」と悩んでいませんか?話が通じないことよりも、何を話したらよいか話題に詰まることが多いのではないでしょうか。

沈黙に耐えられずとりあえず話したことで相手が傷ついてしまった、というケースも少なくありません。

参考:異性との距離感、トラブル:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

執着しすぎると、相手に重荷になってしまう

執着しすぎると、相手に重荷になってしまう

恋愛に関して相手を思うことは大切なことです。しかし「嫌われるのではないか」という思いに執着しすぎてしまうと、双方にとって負担でしかありません。最悪の場合、犯罪にもつながるおそれがあります。

関連記事:【大人の発達障害】恋愛に依存する方の特徴と気持ちを楽にする方法

さて、その不安を解消してお互いが安心するにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

参考:【インタビュー】25歳発達障害男子の恋愛事情|キクエスト – 知らない世界を知るメディア

不安解消のヒント~恋愛関係を続けるには~

不安解消のヒント~恋愛関係を続けるには~

1)あなた一人で相手の心情を想像しすぎない

恋人といっても、他人です。どれだけ相手の心情を想像しても、自分の想像でもってはっきりとわかることはありません。

想像するだけ、ネガティブな発想が浮かぶだけです。あなたの心身の健康にも悪影響が出るので、自分の意志で想像を断ち切らなくてはなりません。

それが難しい場合は、「紙にあなたの心情を書きこんで捨てる」ということをするだけでも気持ちが楽になります。

2)相手の心情が気になる場合は、直接確認する

相手の心情を知りたい場合は、直接確認する以外に方法はありません。これを「聞いたら嫌われるのではないか」と遠慮していたら、将来共にする関係にはなれません。

信頼関係を築くためにも、あなたの心情を素直に伝えることが大切です。

3)返信が来る前の連続発信は控える

メールの返信が来なくて「嫌われたのでは・・?」と不安になるケースをご紹介しました。相手がどういう事情で「発信できない」のかが分からないまま送信を続けてしまうのは危険です。

あなたがふと自分のスマートフォンを見た時に相手からいくつもの受信があった時にどう感じるか。それをイメージしてください。

相手が求めない限りは、連続して発信することは控えましょう。

4)メールや電話のペースについて、相手と話し合う

やり取りのペースが一致するというケースは少ないのではないでしょうか。ほとんどが

「もっとやり取りをしたい」
「もっとゆっくりやり取りしたい」
「(メールや電話は)要件を伝えるときだけでいい」

のいずれかの感情に該当するのではないでしょうか。どちらか一方の要望を押し付けることはできません。もし連絡のペースが噛み合わない場合は、直接会う時に話し合いましょう。

お互いの要望を確認して2人が納得する方法を導いていくことが大切です。

交際ののち結婚したとなれば、生活においてこのような話し合いをする機会が多くなります。

5)友人など、第三者に相談しすぎない

2人の関係について、第三者のアドバイスを聞きたくなる時もあります。しかし度が過ぎると友人を通じて相手に伝わることもあります。メールなどの場合は、友人に送るもののはずが、誤って交際相手に送ってしまうこともあります。

そもそもが「相手を信用していない」ゆえの行動になります。できる限り、2人の関係について第三者に相談することは控えましょう。

6)共通の目的を持つことで話題ができる

話題に困る場合は、共通の趣味などの「共通の目的」を持つことがベストです。お互い気を遣うことなく好きなことについて話せるのが、一番心地よいからです。

もし今の時点でない場合は、「2人で楽しめること」を相手に提案してみましょう。旅行でもいいですし、映画でも構いません。

さらに言えば、「『2人で楽しめること』を提案し合う」という話題で、既に共通の話題です。

参考:恋愛に自信が持てない?発達障害傾向のある男性の生きづらさとは|キクエスト – 知らない世界を知るメディ

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

お互い遠慮なく心配もない関係でないと、恋愛関係は続きません。相手に気を張り常に警戒するようでは、それは「好意」ではなく「執着」になってしまうからです。

ですからあなたが今の交際相手と本気で向き合いたいのであれば、相手に対しての心配事や不安要素をため込まないようにしましょう。

それを話し合ったうえでもなお向き合えることができる相手こそ、一生を共にするパートナーなのではないでしょうか。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSPの特徴にも多くあてはまる。昨年結婚。障害を持たない妻と二人暮らし。

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