【体験談】大人の発達障害も偏食や食事のこだわりがある?注意点4つ

食事に関してのこだわりが強いことがある

偏食が強いケースがある

発達障害を持つ方の中には「食事」に強いこだわりを持つ方がいます。自身の意思で食べるものはもちろん、食べ方まで決まっていることを好むケースがあるほどです。

よく「栄養バランスがよいように、何でも食べなさい」と言われてきましたが、その栄養面を調べたうえでこだわっている方もいます。

では、一般的にこだわりやすい「食事」の種類を、同じく発達障害(ASD(自閉症スペクトラム))を持つ筆者の体験を踏まえながらお伝えします。

大人の発達障害を持つ方にある「偏食」の種類

①食べるものが特定される

偏食が強い方は、「○○しか食べない」「○○は嫌い」という好き嫌いが激しいケースが多いです。

ただし、筆者の場合は食べ物の好き嫌いはあまりありません。その代わりに「朝はコーンフレークしか食べない」「プチトマトは塩だけでは食べない」など、食べることにもパターンを決めている感覚です。

②食べる時期・時間が決まっている

「夜は炭水化物を食べない」というケースや、反対に「毎日3食必ず摂らないと気が済まない」というこだわりを持つ方がいます。

筆者も「毎日3食摂る」ことがこだわりです。決まったタイミングで食べないと体調を崩すほど、自分の中でパターン化しています。加えて夜遅くには絶対に食べないなどのこだわりもあります。過去の職場ではその自由が利かない環境であったため、体調管理が大変でした。

③食べる順番を決めている

食べる順番にこだわるケースです。料理によっては、食べ方のマナーが決まっているものもあります。『三角食べ』などで「様々なものを満遍なく食べなさい」と言われたこともあるでしょう。このようなときに苦しむ方もいるのではないでしょうか。

筆者もまた、食べる順番にはこだわりがあります。必ず『冷たいものから先に食べる』ようにしています。これは「血糖値が上がりにくくなる」と聞いたことからこだわっていることです。

一品一品食べ終えてから次の料理を食べるので、周囲に驚かれることもありました。

④食べ方にも特徴がある

これは筆者の場合ですが、複数の品目があるとどれから手を付ければよいか分からなくなる時があります。③のケースで、食べる順番を決めやすいものであれば分かりやすいです。

しかし、どれから食べればよいか分からなくなることもあるのです。言わば「食事のマルチタスク」のように感じている形です。

そのため複数の品目を並べるよりも、一品料理を好む傾向があります。

筆者の場合、このようなこだわりを持っています。次はそのようなこだわりや発達障害の特性により、食事の際に困ったことをご紹介します。

発達障害の影響で、食事に困ったこと

複数で一つの料理をシェアする時、適量が分からない

1人で複数の品目を食べることも苦手ですが、複数の人間で1つの品目を取り分けて食べることも苦手です。分量が見えているということはないため、基準がなく混乱して今うのです。

代表的なのは、サラダを取り分けて食べる形式です。家族と住んでいた時、どれくらい食べたらよいか分からず、サラダを一人で全部食べてしまったこともありました。以降筆者の分だけ取り分けてもらうようになりました。

現在は妻と二人暮らしですが、あらかじめ食べる量を明確にしてもらうか、個人で分けて食べられるようにしてもらっています。

栄養バランスが偏り、体重の増加や疲れやすいことがあった

偏食が原因で、疲れやすい時期がありました。うつ病を発症し休養していた時に、食事のコントロールに苦しみました。この時は特に栄養バランスなどを気にすることなく、無造作に菓子パンなどを大量に食べていたのです。

その影響で体が弱り、一カ月の間に体重が30キロほど増えたのです。これまでと同じ動き方ができないことで苦労しました。元の体に戻すのに4年かかりました。休養中であったからよかったものの、「当時もし仕事をしていたら」と考えると怖くなります。

さて、このような問題を解消するために筆者が行っていることをご紹介します。

偏食やこだわりとうまく付き合うコツ

①食べ物の偏りは、栄養バランスを踏まえたうえで行う

例えば炭水化物だけ、たんぱく質だけでは、体調のバランスがすぐに崩れてしまうでしょう。そのため食べるものにこだわるのであれば、食材の栄養素を確認しておくことが必要です。

こだわりながら健康を保つには、普段食べるものの中で栄養バランスが保てるように工夫しなければなりません。

②毎日、自分の健康状態をチェックする

食べるタイミングは規則正しく、できる限り一定にした方が良いでしょう。しかし常に完全に同じペースに固執しすぎるのも危険です。

ずっと体調が同じであればそれでも良いですが、季節やその時の状況によって体調も変化します。毎日自分の体調をチェックして、食べ方を微調整する工夫が必要です。

③一緒に食べることが多い人には、事情を説明して相談する

筆者にも妻がいますが、一緒に食べることが多い人がいる場合にこだわり過ぎると「押し付け」になってしまいます。特に事情を何も説明せずにこだわっていると、相手を傷つけてしまうことや、不満を持たれるケースもあるでしょう。

ですから相手とよく相談して、お互いが心地よく食事を摂れるように心がけていきましょう。

④暴飲暴食を避ける

暴飲暴食をなくすのは当たり前のことかもしれません。しかし、発達障害を持つ方の場合、こだわっているために食べ過ぎていることに気づかないケースがあります。

飲酒などはもちろんですが、どの栄養素も偏ることで体調を崩しやすくなってしまいます。

事前に食べる・飲む定量を決め、それ以上は摂らないよう気を付けなければなりません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

筆者も20代までは全く栄養を気にしていませんでした。しかし、30歳の時にうつ病を発症し体が太ってしまってから意識するようになりました。

生活のために食事は不可欠です。仕事や私生活で充実した動きができるよう、食事や健康を見直してみましょう。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。30歳の時にうつ病を発症。のちの診察で広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。繊細さ・敏感さを特徴とするHSPの特徴もある。朝食べるコーンフレークは、様々な商品の栄養素欄を見比べて決めている。

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