服がない!? 発達障害の女性に向けた服装のヒント
服がない……。といつも悩んでいる
外出のたびに「着る服がない」とお悩みではありませんか?
持っている服の量が多くても、その時々に何を着てよいかわからず悩んでいることもあるでしょう。
中には「服を買いに行くのに着ていく服もない……。」というような深刻な状況の場合もあるかもしれません。
参考:洋服はあるのに「着る服がない」のはなぜ?解決方法と春夏秋冬使えるワードローブ一覧 – ファッション通販SHOPLIST(ショップリスト)
発達障害を持つ女性に多い服装の悩みとは?
周囲の人から服装について指摘される
また自分では服装に関する困りごとの自覚はなくても、家族や友達など周囲の人から「服装が適切ではない」と指摘された経験がある人もいるでしょう。
抽象的な言い回しが理解できない
「オフィスカジュアル」「ちゃんとした服」「カジュアルな服」などといった抽象的な表現が理解できず、そのような服装をするように指示されても理解できずに困ることもあると思います。
仕事で適切な服装がわからない
仕事で適切な服装が分からないと、職場で注意を受けたり浮いてしまったりする場合がある
制服のない仕事で適切な服装が分からないと、職場で注意を受けたり浮いてしまったりする場合があるので、注意が必要です。同僚を観察して周囲に合わせた服装を心掛けましょう。
職場では評価の対象になっている
また、職場では「適切な服装ができているかどうか」は勤務態度のひとつとして評価の対象にもなっています。職場での服装に自信がない場合、支援者に相談するのも一つの方法です。
友達や恋人と出かけるときに何を着たらよいかわからない
私服に何を着たらよいかわからずに困る場合
仕事と違い、ある意味はっきりした基準のない私服の選び方は難しいように思えるかもしれません。
しかし端的に言うと、清潔感があり奇抜でなく自分に似合っていれば問題ありません。
では「自分に似合う」を判断する基準を持つにはどうすればよいのでしょう?
ファッションに関する情報を得るには
パーソナルカラー診断で自分に似合う色を知る
パーソナルカラーとは、一人ひとり異なる肌・髪・瞳の色などに最も調和し引き立ててくれる色のことです。
パーソナルカラーのタイプはSpring、Summer, Autumn, Winterの4つに分けられます。
スマートフォンで自分の写真を撮って簡易的なパーソナルカラー診断ができるサービスが数多くありますので、ぜひ試してみてください。
もっとよく知りたい方には、専門家が対面で診断してくれるサービスもあります。
雑誌やWeb、SNSなどさまざまなメディアでそれぞれのタイプに合ったファッションやメイクなどが提案されているので参考にするとよいでしょう。
参考:スマホで見つけて。似合う色。【パソカラ】 Visée AI Personal Color Finder | Visee<ヴィセ>
参考:パーソナルカラーでメガネを選ぼう!眼鏡市場のパーソナルカラー診断に密着!
骨格診断で自分の体型に合う服装を知る
骨格診断では、年代や身長・体重は関係なく、生まれ持った体の質感やラインの特徴から、体型を最もきれいに見せるデザインと素材を提案します。
結果は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分けられます。
こちらもタイプ別にファッションが提案されているので参考にするとよいでしょう。
SNSの情報を利用する
SNSを利用して情報を収集するのも便利です。InstagramやTwitterで自分のパーソナルカラーや骨格診断タイプ(「#ブルべ冬」「#骨格ウェーブ」など)もしくは「#アイメイク」「#ニットカーディガン」など知りたい情報のハッシュタグで検索したり、ハッシュタグ・トピックをフォローすることで知りたい情報を集めることができます。
他にもメイクの方法や洋服のコーディネートを紹介するアカウントをフォローしたり、同年代のモデル・俳優や有名人のアカウントをフォローしたりするのも参考になるでしょう。
参考:Instagram
参考:インスタグラム「見るだけ」は可能? 登録やログイン、足跡なしで検索や閲覧する方法 | アプリオ
感覚過敏がある場合、自分に合うものを選んで
感覚過敏があり、特定の服の素材や質感、圧迫感などが苦手な場合はそれらを避ける必要があります。
洋服の品質表示タグ(内側の下部の左右どちらかについていることが多いです)には、服の素材が書かれているので参考にしてください。
また着用時の不快感のためにタグを切り取る人もいると思いますが、素材が分からなくなり洗い方が分からなくなったり、クリーニング店で断られる場合があるので切り取る場合はあらかじめ注意しましょう。
自分に自信が持てれば外出へのハードルが低くなる
服装の不安が軽減するメリット
常に「変な服装と思われているのではないか」と考えていたのでは、自信が持てなくなり外出するのがさらにつらくなってしまうのではないでしょうか?
服装に自信が持てればその不安が軽減し外出するハードルが低くなり、今まで行けなかった場所にも行けるようになるかもしれません。
外出の頻度が増え、フットワークが軽くなればさまざまな機会が訪れます。
外出の機会が減ったからこそ、外出時は服装に気を使いたい
外出の機会が減って服装に無頓着になってしまう人もいる一方、外出の機会が減っている今だからこそ外出の時は服装に気を使いたいという人も少なくないようです。
一回あたりの外出の特別感が高まったと感じる今は、服装に関心を向けるのに良い機会かもしれません。
参考:コロナによる外出自粛女性のファッションも変化 外出の機会が減ったからこそ1回の外出でオシャレをしたい20代女子は約8割|株式会社STANDING OVATIONのプレスリリース
感覚過敏で服装に決まりのある仕事が難しい人へ
特定の服装が苦手で就労に支障がある場合
重度の感覚過敏でストッキングやスーツなど特定の服装をすることが難しく、就職活動や就労に支障をきたしている場合もあると思います。
その中で自分に合う仕事を探すのは他の希望の条件を満たすのは非常に難しいのではないでしょうか?
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まとめ
お役に立ちましたでしょうか? 少しでも自分に合う服装を探すヒントになれば幸いです。
今まで自分で似合うと思っていた色やスタイルと違って戸惑うかもしれませんが、本当に自分に似合う色や素材を知り、服装やメイクが「良くなった」という実感が持てたときはとてもうれしいものです。
よろしければぜひ挑戦してみてくださいね。