ものづくりエンジニアとはどんな仕事?
ものづくりエンジニアとは
「ものづくりエンジニア」とは、製造業において「もの」を作ることで活躍するエンジニアになります。『エンジニア』というとWebエンジニアなど、IT系のエンジニアを想像するかもしれません。しかし、本来エンジニアとは『技術者』という意味を指す言葉であり、土木・建設・電気など広い分野で活躍するプロフェッショナルにあっても「エンジニア」になるのです(エンジニアの種類に関しては、こちらの記事を参考としてください)。
現在、日本は高い製品を作り出すとして海外からも注目されています。そのため、ものづくりエンジニアのやりがいも高まってきているのです。
では、今回はこの「ものづくりエンジニア」について紹介していきます。
・ものづくりエンジニアは、どのような業界で活躍しているのか
・仕事をするうえで必要なスキルはどんなものか
この2点を中心にお伝えしていきます。
ものづくりエンジニアが活躍する主な業界
基礎研究
基礎研究とは、未来に備えて新しい技術や仕組みを研究する仕事です。具体的には自動運転の自動車、ロボットなどの研究に携わっていきます。その他国や大学の研究機関と協力して、光で栽培する野菜やロボット型の医療機器の研究を進めるなど、先を見据えた研究をしていくことがやりがいにつながるでしょう。
製品企画
製品企画とは、企業などで現在販売されている自社製品の改善を考える仕事です。同業の企業ではどんな製品が出ているかなどの分析、海外などの市場調査などを経て、次に市場に出すべく製品を企画します。具体的にはデザイナーなどと協力しながら、IoT(Internet of Things)に対応できる製品や、ターゲットを限定した製品などの研究を進めていく仕事です。
組み込みソフトウェア開発
『組み込みソフトウェア』とは、特定用途向けに特化・限定した機能を果たすことを目的とした「組み込み機器」に搭載されて動作するソフトウェアのことです。具体例として、携帯電話などの電子機器の中に入っている電子回路なども、組み込みソフトウェアに含まれます。
これを動かすプログラムを作るのが、組み込みソフトウェア開発の仕事です。現在は画像処理の技術として、液晶画面やIoTを活用した撮影画像の活用技術などが注目されています。
参考:組み込みソフトウェア – FSI Embedded
参考: IoTとは?|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の意味、読み方、事例 – モノワイヤレス
整備士、サービスエンジニア
整備士やサービスエンジニアは製品の購入・納品後のメンテナンスや修理などの作業、「アフターサービス」を担当する仕事です。
分類としては、整備士は国家資格が必要な自動車や船、飛行機などのメンテナンスを行う仕事になります。一方サービスエンジニアは、上記の国家資格の有無は問わず自社製品について、専門知識を活かして修理などを行う役割を持っている仕事です。
その他製造業界
その他製造業界として、様々なエンジニアが活躍しています。主な業界を以下の通りに紹介していきます。
(製造業界の種類)
○電気機器製造業
→冷蔵庫や洗濯機、エアコンや医療機器の製造を行う
○電子部品・デバイス・電子回路製造業
→半導体や回路基板、電子部品を作る
○自動車製造業
→自動車を製造する
○生産用機械機器製造業
→産業機械、農業用機械などの製造を行う
○業務用機械機器製造業
→オフィスや研究室で使われている機械の製造を行う
○情報通信機械器具製造業
→スマートフォンやパソコンを製造する
これらのように、普段の生活の中で触れているあらゆる「もの」にものづくりエンジニアが関わっているのです。他にも医薬品や化粧品を含む素材関連や品質保証などもものづくりエンジニアに含まれます。
ものづくりエンジニアの仕事に必要なスキルは?
今回、ものづくりエンジニアが活躍するさまざまな職種を紹介してきました。業界も様々で、『ものづくりエンジニアになるならこのスキル』と限定することは難しいです。もっとも仕事に活かすスキルを身につける方法は、
①自分のやりたい「ものづくり」をピックアップしてみる
②希望のものづくりに関しての知識や技術を学んでみる
この2つのポイントを絞って準備しておくと良いでしょう。具体的にはソフトウェア会社に就職したい場合はエンジンコントロールユニットの組み込みや制御などの知識を身につけることが大切になってきます。その他自動車関連なら自動車の構造や電子回路の設計、製品開発なら自分が働きたい業界の製品についてチェックしてみるなど、自分の希望に合わせた準備がカギとなるのではないでしょうか。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
いま、あなたが「できる」「就職可能」と思っている選択肢について、見直してみたことはありますか。今回のものづくりエンジニアのように、調べてみると想像以上に沢山の仕事があるものです。『自分にできることは何もない』『できる仕事が見つからない』そのように就活で困っていたら、
・自分にはどんなことができるか。どんなことをしてきたか、の自己理解
・今、社会にはどんな企業があるのか、の仕事環境への理解
この2つについて、もう一度振り返ってみてください。これまでに見えなかった選択肢が、新たに見つかることもあるかもしれません。