『5G』とは?4Gまでの進化の流れも紹介、テレワークへの影響は?

5Gになると、生活はどう変わる?

そもそも、『G』とは?

これまでにもよく携帯電話や通信会社のCMなどで、「3G」や「4G LTE」などを目にしたことがあるのではないでしょうか。今後はこれが「5G」になっていきます。

そもそもこの『G』は「ジェネレーション(世代)」の頭文字です。現在では、主に通信技術の進化を表す際に「世代」として表現しています。ですから「3G」「4G」はそれぞれ「第3世代」「第4世代」ということです。

『5G』とは

「5G(ファイブジー)」とは、「第5世代移動通信システム」の略称です。すでに韓国やアメリカではサービスが開始されています。

日本でのサービス開始は、2020年です。4Gが発表された2012年から8年後、日本にもさらなる「次世代」のサービスが始まります。

正式発表の前に試験的運用として、
・音楽イベント内で5Gのデモを提供
・2019年ラグビーワールドカップ 日本大会でプレサービスを実施
などの取り組みもされているのです。

実際にどう変わるのかが分かりにくい

とはいえこれまでに3G、4Gと変わってきたときも、いまいち何が変わったのか分からない…そのように感じたことはありませんか?

あまりにも生活に身近過ぎて、その変化に気づきにくい部分があるかもしれません。

今回は、
○これまでの世代「1G~4G」までにどのような変化があったのか
○5Gになるとどう変化があるか
○通信技術が生命線となる「テレワーク」には、どのような影響があるのか

について紹介していきます。

1Gから4Gまで、どんな変化があったの?

1G(第1世代)

1980年代にはじめて「1G」が開発されました。アナログ方式で、FDMAやHi-Capなどに代表されます。このころはまだ、狭い範囲での通信のみに使われていました。

2G(第2世代)

1990年代になると、「2G」が発表されました。1Gがアナログ方式なのに対して、2Gはデジタル方式に変わります。主に音声通話などに活用されました。

PHSや携帯電話などもこのころから普及されましたよね。「インターネット」が出始めたのもこのころでした。しかし通信が遅く、つなげることにも苦労された方も多いのではないでしょうか。

3G(第3世代)

「ネット接続が遅い」など、2Gで不便に感じていた原因は、高速のデータ通信ができなかったからです。

2000年になり、「3G」がこのデータ通信速度の向上を目的として発表されました。その後にLTE規格などが追加された形です。これにより文字や音声だけでなく、画像などの送受信ができるようになりました。

2Gまでは通信範囲が国内のみに制限されていました。これは各国で周波数や通信規格が異なるためです。これを海外まで広く通信できるように取り組み始めたのも、3Gからです。フェイスブックやツイッターなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が始まったのもこのころです。

4G(第4世代)

2012年に、3Gのデータ通信速度を上げるために「4G」が発表されました。データ通信が早くなったことで、動画や音楽データの配信も広まりました。

4Gが開始されたことで、テレワークを導入する企業も出てきました。Web上での会議やZOOMなどの機能も活用しやすくなっています。「クラウド」などをはじめとするウェブ上で情報を管理するシステムも浸透してきました。

ここまで4Gまでの歴史を簡単に振り返ってみました。「世代」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、これだけ早い期間内に通信技術が進化していることになります。

そして、「5G」でさらに進化が進むわけです。この5Gに期待されることはどんなことなのでしょうか。

5Gに期待されることとは?

通信速度が速くなる

5Gになると、通信速度がさらに速くなります。その速さは4Gの100倍とも言われています。

信頼性の高い低遅延通信ができるようになる

低遅延通信とは、「超低遅延」とは、1ミリ秒以下のレベルでの通信を言います。

具体的に期待されていることは、自動運転分野の進化です。ロボットやドローンの遠隔操作が可能になると言われています。

1つの基地局に大量の端末が接続できるようになる

通信をするということは、「基地局」を通して送受信をしています。この基地局が扱える通信量にも限界があるのです。

5Gになると、その通信量が2010年代の1000倍になると言われています。これにより1つの基地局に大量の端末が接続できるようになるのです。これにより、より広域にわたる情報通信が可能になると考えられています。

5Gになると、テレワークはどう変わる?

作業効率がアップする

データの送受信が便利になり、作業効率がアップします。

・メールやチャットなどの送受信の速度が上がる。
・データのダウンロード・アップロードの所要時間が短くなる。
・ウェブ上でのあらゆる検索がしやすくなる。
Web会議など、動画を伴う通信がスムーズになる

これらが考えられ、今以上にテレワークの選択肢が広がるのではないでしょうか。

これまでの通信機器が使えなくなるケースは少ない

4Gの通信をベースに改善されたもののため、5Gになってもお使いの通信機器が使えないというケースはほとんどありません。

広範囲のデータ収集ができれば、全国各地でやり取りすることもできる

広範囲のデータ収集ができるようになることで、全国各地の情報を一か所に集めやすくなります。これにより、ふるさとテレワークなどをはじめとする、テレワークの地方活性化がさらに浸透するかもしれません。

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テレワークが浸透すれば、障害者雇用の選択肢が広がるかも?

5Gに変わりテレワークが浸透すれば、さらに求人に「在宅勤務」「テレワーク」を募集する企業が増えるかもしれません。

筆者は在宅勤務の求人応募の際に、不採用になった経験があります。理由は「通信でのやり取りに不安があるために、通信に慣れている経験者が欲しい」という理由でした。このように、現在もテレワークに不安を感じている企業は多いのではないでしょうか。

5Gになり情報通信が進化すれば、このような不安が緩和されるかもしれません。安心して取り入れる企業が増えていくことで、「障害を持つ方にテレワークを任せたい」と感じる企業が増えるかもしれないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

テレワークを導入する企業は増加しているものの、その変化は緩やかなものと言われています。現状はまだ導入を反対していたり、導入を中止してしまったりする企業も存在します。

5Gはこのような不安を解消し、テレワーク浸透のカギとなるのでしょうか?今後に期待しましょう。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害及びASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSP気質も持ち周囲とのかかわりに苦労することが多かった。その問題を解消する手段として、テレワークへの転職を決意した。