発達障害は英語が得意?強みを生かす方法とは
発達障害でも英語が得意な人もいる。ディスレクシアなどで極端に苦手な人もいる
発達障害でも英語が得意な人はいます。学生時代に英語の成績が良かった人や、英語関連の資格を持っている人、英会話が得意な人など、さまざまです。
逆にディスレクシア(読字障害・書字障害)などで英語の学習に困難があったり、聞き取りが困難でリスニング問題が苦手だったりして、苦手意識をお持ちの方もいるでしょう。
英語力を伸ばして仕事に役立てることもできる
英語が得意だと、英会話ができたりや映画などの英語が理解できる以外にも良いことがあります。
得意なことを強みとして、スキルとして仕事に生かしていくこともできるのです。
関連記事:英語を使う仕事一覧。英語力を仕事に活かすチャンスを知ろう
発達障害で英語が得意だとどうなるのか
仕事に生かすチャンスがある
発達障害で英語が得意だとどのようなメリットがあるのでしょうか?
障害者枠の雇用では、得意な英語を生かすことのできる仕事はないのではないか……とあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか?
障害者雇用(障害者枠)の仕事にも、英語力を生かす・英語を使う仕事はあります。
こちらの記事も参考にしてみてください。
英語の勉強を独学で行うには?
英会話の能力向上と資格試験に必要な対策は異なる
英語力をアップするためにはどのような勉強をすればよいのでしょうか?
時間がとれない・お金をかけられないなどの理由から独学で勉強に取り組むケースが多いのではないでしょうか。
英会話の力をつけたい、資格を取得したいなど目的がはっきりしている場合は漫然と英語の学習を行うのではなく、それぞれの目的に向けた対策を行うのがよいでしょう。
資格試験にも多数種類がある
英語に関する資格試験にもさまざまな種類があります。有名な実用技能英語検定(英検)、TOEICをはじめとして様々な資格があります。
仕事で英語を生かすには何を目指したらよいのか?
希望する職種の求人を調べると、募集要項の条件の中に「TOEICスコア600点以上」などと求められる資格が記載されていますので、自分の就きたい仕事で求められる資格の等級やスコアを調べることができます。それを目標にするとよいでしょう。
資格取得を検討している場合はよく考えて
英語を使う仕事をするために、英語に関する取得を検討する方にまずお伝えしたいことがあります。
『資格がないと絶対に就職できない』という仕事は少ない、ということです。国家公務員や地方公務員など、予め入る前に試験がある場合や税理士や公認会計士などの専門的な職業は別ですが、他の業界や企業においては『必ずしも資格が必要ということではない』ことも多くあります。
ただやみくもに資格を取得すればよいというものではなく、資格やスキルは、本来は就職後に業務を進めるために持つべきものです。
苦労して取得した資格も役立てることができなければ、非常にもったいない事になってしまいます。
こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:就職に資格は必要?スキルが仕事で無駄になる・活かせるケースを紹介
発達障害の人が英語を生かした仕事につくには?
どんな職種があるのか、仕事の内容は?
それでは、発達障害をもつ方が英語を生かした仕事に就くにはどうすればよいのでしょうか? 障害者雇用の求人でも、英語力を生かした仕事、英語を使う仕事の求人はあります。
まずはどのような職種があるのか、求人サイトで実際に調べてみるとよいでしょう。
例えば
- 翻訳
- 英文事務
- エンジニア
- ヘルプデスク
- オンラインゲームのカスタマーサポート
などがあります。
関連記事:英語を使う仕事一覧。英語力を仕事に活かすチャンスを知ろう
英語力の目安になる資格について
とくに条件として求められることの多い資格にTOEICのスコアがあります。
職種や仕事の内容によりますが、600~900点程度のスコアが求められることが多く「●●点以上」(または「●●点程度」)というように書かれています。
試験対策の問題集や教本などの教材もそれぞれのスコア別に用意されているので、自分の英語力や目標に応じて選ぶことができます。
英語を生かした仕事につくのに悩んだら……Saladにご相談ください
英語が得意で英語を生かした仕事に就きたいけど、働く時間や環境など、ほかのことが心配で求人に応募することができない……。
そのようなお悩みをお持ちの方はSaladに相談してみませんか?
Saladは障害を持つ方の強みを活かして働く『カスタマイズ就業』を応援しております。
カスタマイズ就業について詳しくはこちらをご覧ください。
参考:【公式】TOEIC Program|IIBC
参考: TOEFLテスト 国際基準の英語能力測定試験 | TOEFLテスト日本事務局(CIEE Japan)
発達障害の人におすすめの英語勉強法
ディクテーション(耳で聞いた英語を書く練習法)が効果的
問題集や教本を使った勉強だけでは飽きてしまったり、語彙力の強化に不足を感じたりすることもあるのではないでしょうか。そんなときにおすすめの勉強法をご紹介します。
ゲームやスマートフォン・タブレットのアプリを使用したディクテーション(耳で聞いた英語を書く練習法)です。具体的には、流れた音声(単語や熟語、短文)を聞き取って書くことを繰り返す勉強法です。
アプリやゲームで行うと、自動でスコアを計算してくれたり、できなかった問題を記録してくれたりと便利で、また、いつでも好きな時に何度でも繰り返し行うことができます。特に資格として人気の高いTOEICは携帯ゲーム機やアプリにも専用の対策ソフトがあります。
筆者は携帯ゲーム機(Nintendo 3DS)やiPhoneのアプリでディクテーションやリスニング問題を行うことでTOEICスコアが730から860までアップしました。語彙が増え、選択問題とリスニングの成績が上がったことが原因だと思います。
人気のある問題集の中には、買うと専用のアプリがダウンロードできて問題集と同じ内容を練習できるものなどもあります。
ゲーム感覚で楽しめ、学習履歴が分かりやすく達成感が得られるので、独学では学習の効果を実感しにくい発達障害の方にもおすすめです。
参考:ディクテーションを500時間した私が、効果、やり方、教材やアプリを教えます! | みんなの英語ひろば
参考:朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
まとめ
英語力を仕事に生かしたいと思っている方の参考になりましたでしょうか?
英語を使う仕事も他の仕事と同じように、短時間勤務やテレワークなど時代に合ったさまざまな勤務形態が取り入れられるようになってきています。
英語力を生かした仕事がしたい方は、挑戦してみるのによい機会かもしれません。
ぜひ英語力を生かした仕事をしてみたい! と思ったけれども自分でも働けるのかどうか不安な方や、働き方などでお悩みの方は、ぜひSalad編集部までご相談ください。