文房具が好き
文房具が好き
デジタル化が進み、「ものを書く」などの事務作業が減少した今でも、文房具に関するニーズは多いです。好きな文房具を持っているだけで、仕事に対するモチベーションが変わるときもありますよね。また中には、こだわりの文房具を持っているという方もいるのではないでしょうか。「用途によってペンを使い分ける」「同じ文房具を長く使いたい」など、文房具への思いが強いケースもあるでしょう。
『文房具好き』を活かした仕事はできる?
さて、これらの強い気持ちを『仕事に活かそう』と思ったことはありますか。『自分には遠い関係なのではないか』『どんな仕事があるのか知らないから、考えたことがない』ということもあるかもしれません。そこで今回は「文房具に関する仕事」について一緒に見ていきましょう。
参考:文房具メーカーの仕事、業務内容 | 文房具メーカー社員の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | キャリアガーデン(Career Garden)
文房具に関する仕事は、文房具メーカーが一般的
文房具好きを活かせる仕事としてもっとも代表的な職業が、文房具メーカーの社員です。文房具メーカーは鉛筆・ペンやノートなど様々な文房具の企画や生産、販売を行う仕事です。主な業務内容は
・文房具の企画・開発
・文房具を作り出す(製造)
・文房具を販売する
この3つがメインです。これらに加え人事事務や文房具の設計図を作成するDTPオペレーター、品質管理など、さまざまなサポートを行う仕事もあります。ですから文房具の「どんなところが好きか」によって、活かし方も変わってきます。
・文房具の機能について考えるのが好き
・文房具のデザインを考えるのが好き
・文房具の構造を知るのが好き
・斬新なアイディアを活かした文房具を見るのが好き
・文房具の良さを伝えるのが好き
これら以外にもさまざまな『好き』があります。就職活動の際にはこの「好きの詳細」を考え、志望動機として固めていくのも良いかもしれません。
参考リンクに、代表的な文房具メーカーの企業をいくつか紹介します。興味のある方はぜひご覧になってください。この他にもさまざまなメーカーがあります。こちらのサイトで全国各地の文房具メーカーを見ることができますので、併せてチェックしてみてください。
文房具メーカーで働く為に必要なスキルは?
必要なスキル、特別に必要な資格はない
文房具メーカーで働く為に必要となるスキルや資格などは、原則ありません。ただし、企業の経営戦略などにより、様々な資格やスキルを持つことが有利になる場合もあります。今回は、「あると有利なスキル」を紹介していきます。
販売に関する仕事では、語学力が活かせるチャンスがある
文房具の販売は、国内だけでなく海外への販売も進められています。ですから海外の言語でもコミュニケーションを取れる語学力があることで仕事を有利に進められる可能性があるでしょう。
デザインに関する仕事については、デザイン系の資格を持っていると有利
また、文房具のデザインに関する仕事においては、デザイン系の資格やスキルを持っていると有利になる場合もあります。より美しいもの、より使いやすいものへの知識を持っていると信頼にもつながるかもしれません。
文房具や雑貨などのデザインは「プロダクトデザイン」と呼ばれています。このジャンルをもとに情報収集してみると分かりやすいでしょう。
他にも文房具に関する仕事がある
さて、文房具メーカーのほかにも、文房具に関する仕事があります。今回は筆者がハローワークのインターネットサービスなどで
・障害者求人、フルタイム・パート両方を対象
・フリーワード「文房具」
この2点のポイントから検索してみました。
軽作業(梱包、ラッピング)
軽作業の中にも、文房具に関わる仕事があります。主に文房具やラッピンググッズの梱包、チラシの制作などを行う仕事がメインです。正社員やパート社員として工場や製造所などに勤務するケースもあれば、就労継続支援事業所(A型)で作業を行えるチャンスがあるケースもあります。
ですから就職のチャンスはもちろん、本格的に就職活動をする前にトレーニングしておきたい、という方は継続支援事業所で『好きなものと関わる作業を行うこと』から仕事のペースやスキルをつかんでいく、という選択肢もあるのではないでしょうか。
文房具の検品
検品、という方法で文房具と関わる仕事ができるチャンスもあります。検品とは製品をチェックして、販売できないもの(欠陥品)はないかを確認していく仕事です。この検品の仕事にも文房具を検品する仕事があります。
・製品の重さは適正か
・製品にキズやへこみなど異常はないか
・製品に異物が混入されていないかどうか
これらのポイントを踏まえチェックするのが、検品の仕事です。普段文房具を好んで使用している人だからこそ、より細かい異常にも気づきやすいこともあるでしょう。それを強みとしてより高いパフォーマンスに磨き上げていくことにもつながってくるのではないでしょうか。
この検品の仕事にも、筆者が調べた中では企業に勤務する以外に就労継続支援事業所(A型)で働くチャンスもありました。
このように文房具メーカーをはじめ、自分の現在の状態に合わせて働くさまざまな手段があります。心身への少ない負担で働くコツの一つは、好きなことを活かして働くことです。自分の「文房具好き」を仕事にしてみよう、そう考えてみるきっかけとして貢献できましたら幸いです。
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今回は、『文房具』に焦点を当てて様々な働き方を見てきました。いかがですか、少しでも働くイメージが沸いてきましたでしょうか。『いろいろな仕事があるのは分かったけれど、就職活動する自信がない…』『障害の影響で、働き続けることが不安…』障害を持つ方で、このような不安を抱えていませんか。そのような気持ちを、いちどこのサイト『Salad(サラダ)』にも教えてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外にも、『好き』と『仕事』を結びつけて考えることは難しいことです。これは『仕事は辛いことを我慢して行うことの対価として、お金をもらうもの』と考えやすいこともあります。しかし好きなことを活かして仕事をすれば、義務感だけで仕事をしている人よりも様々な発想は生まれますし、長く働く中で辛いことでも乗り越えやすいのではないでしょうか(辛いことを、辛いと思わないかもしれません)。
ですからもし働くことに不安を感じているのであれば、そのような環境で働くことを考えるのも一つの手段にあるとして覚えておいてくださいね。
【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれ。ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。現在はSaladの記事制作をメインに行っている。