【精神障害】うつ病の原因に?仕事での燃え尽き症候群の乗り越え方は

仕事に対する燃え尽き症候群は、うつ発症の原因になりやすい

ストレスが爆発し投げ出してしまう女性

燃え尽き症候群とは

燃え尽き症候群』とは、一つの物事に集中し過ぎ、限界を超えて取り組んだ反動で意欲を失ってしまうことをいいます。バーンアウト症候群とも言われます。

仕事における燃え尽き症候群は、努力して取り組んだものの「周囲から評価されなかった」「思うような結果が出なかった」ことを受け

・意欲の低下
・睡眠や飲酒量の増加など、生活リズムの乱れ
・仕事に行きたくない気持ちが強まる

このような状態を招くことがあるのです。

参照:燃え尽き症候群|浦和区北浦和駅1分の心療内科・精神科 かせ心のクリニック

精神障害を持つ方の場合、うつ病発症(再発)につながりやすい

近年、「ワークエンゲージメント」と呼ばれる精神面での健康状態を測る指標が注目されています。

特に精神障害を持つ方の場合、「頑張らないと見捨てられる」などの強い不安の中で仕事をしているケースがあります。そのため、不安を解消させようと限界を超えて仕事をしてしまうリスクが高いです。

また意欲を喪失した時のダメージは大きく、うつ病や双極性障害などの発症・再発を招くおそれもあります。

参考:Ⅰワーク・エンゲージメントとは?/概念・構成要素について徹底解説! | work engagement
参考:うつ病の原因 | うつ病の情報・サポートサイト こころの陽だまり
参考:双極性障害 – 中村メンタルクリニック

燃え尽き症候群は、放置すると体調を崩すリスクが高い

燃え尽き症候群により、起床困難を感じる女性
上記のように燃え尽き症候群は、放置すると心身のバランスが崩れ体調を崩してしまうリスクが高いです。そのため燃え尽き症候群はどのような状態であるかを知り、対処や予防など「乗り越え方」を身につける必要があります。

今回は「精神障害(うつ病)と燃え尽き症候群」について、特徴や傾向、対策を紹介します。

燃え尽き症候群の特徴・傾向

不安により動揺する女性

何らかの理由で、常に精神的に追い込まれている

燃え尽き症候群の特徴として、『何らかの理由で、精神的に追い込まれている』ことが挙げられます。一般的には性格的に真面目な方、ストイックな傾向がある方がなりやすいと考えられています。

精神障害を持つ方の場合、上記のほかに『理由なく不安を感じる』『自分に自信がなく、自己評価を上げたい』などの動機も関わってきます。


・追い込まれる状況に陥りやすい
・辛いときに他者に頼ることが苦手

これらの理由から、気づいた時には何もする気がなくなってしまったということにもなりかねません。

休憩することに罪悪感があり、休もうとしない

「息抜きするなんてサボりだ」「多少無理をするくらいが、自分にはちょうどいい」このような感覚に心当たりはありますか?このような状態でいると、息抜きや休憩をしなくなります。また、過度に集中していることで疲労のサインに気づけない事態を招きやすいのです。

さらにはこのような「追い込んでいる状態」は、鬼気迫る近寄りがたい空気感があります。よって『なんだか怖い…とりあえず放っておこう』など周囲も声をかけるタイミングが分かりにくくなるのです。

このように、「無理が続くほど助けてもらう機会が減る」という悪循環になることもあります。

こうして体力の限界を感じた、期待通りの結果が出なかったタイミングを引き金に、一気に意欲を失ってしまうのが『燃え尽き症候群』なのです。このときの喪失感は大きく、元の精神状態に戻るのも労力を要します。

参考:バーンアウト症候群とは | アスク・ヒューマン・ケア

燃え尽き症候群を自覚し、体調を崩す前に対処することが必要

燃え尽き症候群についてアドバイスする女性
精神障害を持つ方は、責任感や使命感を持って仕事に臨むケースも多いかもしれません。しかし自分の限度を知らず、無理を続けて体調を崩す…これでは、良い姿勢とは言えません。

自己管理を行い、長期的に仕事と向き合う姿勢を保つことが大切になります。では『燃え尽き症候群かも…』と感じた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

【精神障害】燃え尽き症候群への対策、乗り越え方

燃え尽き症候群の対処法について検証する女性

『取り返そう』などネガティブな動機で仕事をすることは危険

特に障害者雇用の場合、周囲から配慮やサポートを受けながら仕事をしていることがあるかもしれません。そのような事情から自己判断で『できない分を取り返そう』『低い評価を挽回したい』と意気込み過ぎてはいませんか?

努力の過不足や、評価が低いかどうかは自分だけでは分かりません。さらにはこのようなネガティブな動機は燃え尽き症候群を加速させる「原動力」になりやすいです。ですから自分を追い込み過ぎないよう、上司と相談しながら取組み方などを考えていきましょう。

業務目的を明確にし、職場と共有する

自分が描いている業務目標と職場が求めていることがずれていると、期待通りの評価や成果が得られないケースが増えます。ここで考え直すなどをせず、さらに無理を重ねてしまうことで燃え尽き症候群につながってしまうのです。

このようなケースの予防策として、もしくは事態が悪化する前の対策として業務目的を明確にし、職場と共有していきましょう。自分の取組みが職場も望んでいることと理解して行うだけでも、精神的負担は少なくなります。

他者に認めてもらうことを最優先の目的にしない

仕事は、その企業が行っている事業の成長や繁栄のために行うものです。その成長によって自身も働く喜びを得るのが本来の流れになります。

しかし燃え尽き症候群になりやすい方の場合、この順序が逆のケースがあるのです。職場より「自分の評価」を優先して努力してしまう傾向があるのです。また、精神障害などで「どうせ自分なんか…」という思いが強いと、これを解消することに集中してしまうケースがあります。

他者に評価されることは嬉しいことですし、働くモチベーション向上にもなります。しかし、それを一番の目的として取り組まないように注意しましょう。

定期的に心身を休める機会を設ける

定期的な息抜きや休むことは、『悪』ではありません。サボってはいけない、もっと頑張らなければいけないと追い込むことで体調を崩してしまっては元も子もありません。

ですから自己管理スキルの一環として、疲労状態を把握しそれに応じたケアをするよう心掛けていきましょう。

体調を崩してしまったら、焦らずゆっくりと休もう

休暇を利用して自宅の整理整頓する女性
さまざまな事情から疲労のサインに気づくことができず、残念ながら体調を崩してしまった方もいるかもしれません。そのようなときは、まず自分を責めず「よく頑張ったね。ゆっくり休もう」と自分に声をかけてあげましょう。

ここで『どうして気づかなかったんだ』『どうしてもっと頑張れなかったんだ』などと責めてしまうと、回復が遅くなります。何より、自ら辛い思いに向かってしまうことはありません。結果としては出なかったかも知れませんが、懸命に取り組んだことは事実ではないでしょうか。

命を削ってまで行うべき仕事はありません。『休むこと』を一番の目的として、これまで厳しく自分に当たってきた分、優しくしてあげましょう。

まとめ

燃え尽き症候群を克服し、充実したワークライフを送る女性
いかがでしたでしょうか。

燃え尽き症候群は、周囲との関係により生じるケースもあります。自分ではよいと思って取り組んでいても、周囲が同意しなければ仕事が成立しないケースも出てきます。このような『環境』が一番の原因であることも考えられるでしょう。

「自分の努力がうまく伝わらない…」「このままだと疲れ果ててしまう」と感じ始めていたら、職場環境を見直してみるのも対策の一つです。

もし環境を変え『自分らしく働きたい』と考えていたら、いちどSalad編集部までご相談ください。障害や個性を長所として活かす働き方に辿り着けるよう、お手伝いを致します。

悩んでいたら、ぜひお声かけください。

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