【※この記事は2022年3月時点の情報に基づいて執筆しました。】
Twitterでやったこと
フォロワー数を増やす誰でもできるやり方
ツイートがバズって一気にフォロワーが〇万人になり商品が売れた! スカウトされて就職した! のようなことは誰でもできる・希望通りの時期に意図的に再現できるわけではありません。
一方、ツイッターの規約に違反しない・内容に問題がない常識的な内容のツイートの投稿を行うアカウントなら、再現性がある(誰でもできる)方法でフォロワーをある程度増やすことは可能です。
企業のTwitterアカウントのフォロワーを半年で15倍(2021年8月26日 116フォロワー→2022年3月30日 1,833フォロワー)以上にしたTwitter担当者が学んだことの中から実際に効果があったこと、しないように気を付けていたことをご紹介します。(※この記事は2022年3月時点の情報に基づいて執筆しました。)
ご紹介するのは企業アカウントと個人アカウントに共通する、どんなアカウントでも再現性のある基本的な方法です。
【1】相互フォロー
相互フォローがフォロワーを増やす手段のメイン
フォロワーを増やしたいアカウント同士が、フォローしてくれたアカウントをフォローバックすることでお互いのフォロワーを増やすのは規約上問題のない行為です。
自分のアカウントと投稿の内容など共通項があるアカウントが利用しているハッシュタグを利用し、相互フォロー(*1)を行ってフォロワーを増やすことができます。
フォロワーを増やすためのハッシュタグの利用方法は主に二通りあり、
[1]ハッシュタグ検索でツイートを検索し、関連性の高いアカウントをフォローしてフォローバックしてもらうことを狙う場合 [2]自分の投稿にハッシュタグをつけて検索とフォローしてもらうことを狙う場合 [1]を積極的に行うことが基本の流れになります([2]は過度に期待せず、来たらラッキーぐらいに考えておきましょう)。※相互フォローとは、2つのアカウントがお互いのアカウントをフォローした状態またはその状態にすることです。
プロフィールなどに「相互フォロー歓迎」と書いてある場合、そのアカウントは積極的に相互フォローを行う意思があるという意味です。
※フォローバックとは、他のアカウントからフォローされたとき、フォローしてきたアカウントをフォローして相互フォローの状態にすることです。
省略してフォロバとも言います。英語ではfollow4follow(4=for)などの表現が相当します。
【2】相互フォローでアカウントを成長させるためにすること
どうすればフォローバックしてもらいやすいか
すでに知名度があってある程度(数千~数万)フォロワーがいる場合は別ですが、たいていは直接の知り合いの数人~数百人程度のフォロワーもしくは0からはじめる場合がほとんどと思います。
増やし方については【1】で説明した相互フォローが基本です。
相互フォローで順調にフォロワーが増えてアカウントが育つ(フォロワー数が増えて情報を発信する力が大きくなっていく)場合は問題ないでしょう。そのまま進めればOKです。
フォローしてもフォローバックしてもらえない場合は以下のような原因が考えられます。
(1)スパム・詐欺アカウントと誤解されている
(2)誤った情報や不適切な内容をツイートしている
(3)ツイートやプロフィール、使用している画像などが好ましくない
自分では気づけない場合もあるので、どのような場合が当てはまるのかと改善策を説明します。
(1)スパム・詐欺アカウントと誤解される理由と対策
ツイッターを悪用した詐欺行為やアカウントの乗っ取りなどのセキュリティ上の問題が数多く発生しています。
危機意識が高まっており、スパムや詐欺を警戒するユーザーが増えています。
以下のような行動はスパム・詐欺アカウントであるという誤解を招く場合があります。
リンクURLを含むツイートを頻繁に行う
”不審なリンクは見ない”ことが常識として浸透してきました。
操作を誤ってクリックしてしまう可能性もあるので、不審な(あるいは興味のない)URLをツイートしているアカウント自体をミュートまたはブロックする人もいます。
唐突にDMを送る(特にURLを含むもの)
フォローしたとたんに「ぜひ見てください!」などとLINEや自社サービスに誘導するURLを含むDMを送ってくるアカウントは不審に思われる可能性が高くなります。
ブロックや報告されるかもしれません。
(2)誤った情報や不適切な内容をツイートしていると思われるときの対策
デマ(フェイクニュース、誤った情報)や正しいかどうかが不確かな情報は、そのツイートをいいねまたはRTするだけでも有害です。
自分だけでなくそれを見た自分のフォロワーを危険にさらす可能性もあるためです。
不確かな情報や見た人に不利益をもたらす内容をツイートするのは避けましょう。
(3)ツイートやプロフィール、使用しているコンテンツが好ましくないと思われる理由と対策
SNS上であっても不適切な言行は避ける
Twitterルールで定められた不適切な内容(暴力、テロ行為、嫌がらせ、ヘイト行為など)を含むツイートやアカウント、無断転載を行うアカウントはほかのユーザーに避けられるだけでなく、法的な処罰の対象にもなります。
著名人や普通に社会生活をしている一般人が不適切な投稿を行って処罰されたケースもあります。
社会的地位や年齢の高い人も例外ではありません。
参考:誹謗中傷加害者の5割超「正当な批判・論評と思った」 年代別では50代男性が高比率|弁護士ドットコムニュース
参考:TOMARIGI|SNSでの誹謗中傷体験・トラブルの裁判例共有サイト
ルールは常に現状に応じてアップデートされていきます。
自分は大丈夫と過信せずルールの改正の情報をチェックし、いま何がルール違反にあたるのかを知って投稿を行いましょう。
参考:朝鮮学校補助金巡り弁護士懲戒請求、損賠命令確定: 日本経済新聞
参考:ネットで「淫売」「夫は強姦魔」と誹謗中傷、投稿者との終わりなき闘い 片瀬久美子さん|弁護士ドットコムニュース
コンテンツの作り手の権利を侵害しない
作った人や企業の許可なくコンテンツを転載することは著作権法やTwitterのルールに違反する行為です。
とくに著名人の写真や著作物、人気の作品やキャラクターの画像の無断転載、転売(不正転売や古物営業法違反など)に関わる行為には注意しましょう。
参考:パブリックドメイン(PD)とは – IT用語辞典 e-Words
参考:③インターネットを利用するときの著作権|こんな時の著作権|KIDS CRIC(公益社団法人著作権情報センター CRIC)
ルール違反や不適切な行為のデメリット
ブロック・報告されることを避けたほうがよい理由
避けるべきことについて書いてきましたが、その理由にフォローバックしてもらえないだけでなく、ブロックされる・報告される可能性があることもあげてきました。
なぜブロック・報告されることを避けたほうがよいのでしょうか? 理由を説明します。
Twitterルールに違反するとどうなるか
Twitterルールにはユーザーに不利益をもたらす行為へのペナルティが定められています。
違反の結果、制限されたツイートやアカウントは検索の結果に表示されなくなったり、他のユーザーから閲覧できなくなったりします。
また一部の機能が使用不可になったり(ロックまたは制限される)、アカウントが凍結されたりすることもあります。
時間と手間をかけてアカウントを育てても違反へのペナルティでそのアカウントからの情報の発信ができなくなってしまう場合もあり得るということです。
参考:アカウントの凍結について|Twitterヘルプセンター
参考:ロックまたは制限されたアカウントに関するヘルプ|Twitterヘルプセンター
ルール違反がキャリアを台無しに
Twitterアカウントへのペナルティだけでなく、リアルの社会的な信用や築いたキャリアを台無しにしてしまうこともあります。
SNS経由で不適切な行為が露見して悪評が拡散し、過去に携わった商品が販売中止となったり、今後も活動が制限されることが予想されるケースが増えてきています。
多くの人が見る場に発表するということの重大さや、法律が現在の問題に追いつけていない問題について考えさせられますが、一方で作者が不特定多数の人々にネットでリンチされることを恐れて自由な発表ができなくなっていることも別の問題として存在しています。
過激な晒し行為や個人情報などを特定して公開・拡散することもまた違法かつルール違反です。
参考:カズオ・イシグロ氏、若い作家の自主検閲を懸念 「ネットでの攻撃を恐れている」 – BBCニュース
参考:加速するネットリンチの残酷、住所など個人情報晒しは法律的に「アウト」 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン
もし会社で”Twitter担当者になってほしい”と言われたら
安易な判断をすると後悔するかもしれない
上司などに業務としてTwitterほか(ほかのSNSでも)の更新やアカウント管理を依頼された場合、引き受ける前によく考えたほうがよいかもしれません。
メリット:人との交流がためになる・楽しいと感じられる場合がある
お客様や似た職種・業種の人との交流が業務の参考になる、楽しいと感じる場合もあるかもしれません。
共感を得ていると感じて孤独感がまぎれるなど精神的なメリットが大きい場合は本人にとって有益といえるでしょう。
デメリット:具体的なメリットはないがプライベートの楽しみが犠牲になる
事前に契約を交わしている場合を除き、いくらフォロワーや閲覧数を増やしても担当者が努力に応じて享受できるメリットはないということは事前に把握しておくべきでしょう。
それまで外注していたSNS運営を社員が業務として行うことで経費節減になることを説明して担当者と交渉を行い、実績を給与に反映させることができた例もあるそうですが、先に引き受けてしまってからでは難しいかもしれません。
SNSのルールを把握して適切なコンテンツを投稿することは手間と知識が必要で負担になる業務ですが、具体的なメリットはほぼないか少ない場合が多いのではないでしょうか。
一方でミスをしたときや成績がふるわないときには問題として指摘・注意されるケースが多いようです。
企業のTwitter担当者による「上司に○月までに〇万フォロワーにしろと言われた」「上司は私が何をしているか理解していない(評価されない)」「上司やほかの社員には遊んでいると思われている(大変なのに)」といったツイートを見かけることもあります。
また、企業のSNS担当業務を半年ほど行った私の感想としては、SNSの仕組みを詳しく知ることでプライベートでSNSを気軽に楽しむことができなくなったというデメリットがあります。
仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
まとめ
目的に沿った運用で成果をあげよう
仕事でInstagramをはじめるときに大切なこと3つという記事でも書きましたが、目的を意識して行動することで効率的にアカウントの運営を行うことができます。
あなたがアカウントを運営するメインの目的はなんでしょうか?
発信するコンテンツ(作品、体験、主張など)を多くの人に見てもらいたいのか、交流やコミュニケーション自体を楽しみたいのか、インフルエンサーとしてマネタイズしていきたいのか、企業アカウントの運営(自社製品・サービスの紹介)なのか……とるべき行動は目的により違ってきます。
メリットとデメリット(リスク)、目的を意識して行動すればどのような行動がより自分のアカウントにふさわしいのかがわかりやすいのではないでしょうか。
目的のためにTwitterを活用できるようお祈りします。
【サラダ編集部公式SNS】Twitter ・ Instagram
このブログの更新情報はTwitter(@KnowDo_salad)でご案内します。人気記事・おすすめ記事はInstagram(@knowdo12)でもご紹介しています!