リワークのプログラムを受ける意味とは?効果を3つ解説!

「うつ病などで休職している人が参加する“リワークプログラム”があるって聞いたけど、通う意味はあるの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないかと思います。

「リワーク」と聞いても、そこでどのようなプログラムが行われていて、参加することでどのような効果があるか理解できていなければ、なかなか一歩を踏み出すことも難しく感じてしまいますよね。

この記事では、リワークで実際に行われているプログラム内容をご紹介し、参加することでどのような効果があるのかについて、3つ解説していきます。

もくじ

リワークのプログラムにはどんな種類がある?
リワークに通う意味とは?効果を3つ解説!
リワークの効果①:規則正しい生活リズムに整えられる
リワークの効果②:休職に至った原因を知ることができる
リワークの効果③:再発予防トレーニングに参加できる
まとめ

リワークのプログラムにはどんな種類がある?

リワークプログラムの内容は、運営する各施設によってさまざまです。プログラムの内容はさまざまですが、種類としては以下のようなものが行われていていることが多いです。

・生活リズムを正して、体力の向上をはかるプログラム
・コミュニケーション力向上のためのプログラム
・ビジネススキルを身につけるプログラム(個人/集団)
・休職原因を探り、再発予防策を確立させるためのプログラム

体力向上のためにウォーキングを行ったり、卓球など軽スポーツを行ったりする施設もあります。また、コミュニケーション力の向上に向けて「SST」(Social Skills Training:人と人との関わりに必要なスキルを身につける)や「アサーション」(アサーティブコミュニケーション:自分と相手を大切にしたコミュニケーションのスタイル)に関するプログラムを取り入れている施設も多くあります。

ビジネススキルの向上については、WordやExcelなどの基礎について学べたり、グループワークに参加したりできる機会が魅力的です。そして、疾病に関する理解を深めるプログラムや認知行動療法に参加することによって自分が休職に至った原因についての理解が深まり、再発予防のための対処法を身につけることができます。

リワークに通う意味とは?効果を3つ解説!

リワークプログラムの代表的なものをご紹介しましたが、リワークに通いこれらのプログラムに参加することには、どのような意味があるのでしょうか。リワークの効果について、大きなものを3つ解説します。

リワークの効果①:規則正しい生活リズムに整えられる

休職中の方にとって、「毎日通う場所がある」ということはとても大切です。状態がある程度回復してくると仕事のことを考えられるようになりますが、そこで避けて通れないのが「時間」との付き合いです。

出社時間が決まっていたり定時の時間が固定されていたりする職場の場合、決まった時間に起きて準備をし、一定時間を外で活動できるようになることが求められます。しかし一人で活動場所を決め、決まった時間に通おうと取り組もうとしても、なかなかモチベーションを高く維持させることが難しい方も多いのではないでしょうか。

そのような「決まった時間に通う場所」としてリワーク施設が機能します。

職員や利用者の方々とともに日中を過ごすので、継続的に通うモチベーションになります。利用に慣れてくると、仮想的な職場だと意識してみてなるべく遅刻することなく通い、仕事をしていると想定しながら一日を過ごしてみるのも良いでしょう。

段々と規則正しい生活リズムが身につき働いている感覚に近づいていることが実感できます。一人で図書館などに通うよりも「職場」を意識できる点が、リワークの魅力のひとつです。

リワークの効果②:休職に至った原因を知ることができる

休職中の方の中には、所属している会社からの復職条件として「休職に至った原因と今後の対策」についてレポートの作成を求められている方も少なくありません。このレポートが悩みの種になることが多く、一人で作成しようとしてもなかなか筆が進みません。

また、一人だと自分の主観のみに頼ったレポートができあがってしまうという問題があります。

その点リワークでは、多くのプログラムに参加したりさまざまな人と関わったりしていく過程で、自分がどのように休職に至ったのか、その原因やきっかけを客観的に知ることができます。

人との関わりのなかで「こういう状況は苦手だったな」というケースに気づき、その対処法をリワークの職員と一緒に考えていけることで、今後の対策についても質の高いものが身につけられ、会社の人事部や産業医にも認められるレポートを完成させることができます。

リワークの効果③:再発予防トレーニングに参加できる

リワークに参加する目的として最も大きな意味を持つといっても過言ではないのが、「再発予防」という視点です。

うつ病などの精神疾患は再発率が非常に高く、一度職場復帰に成功しても、休職前と同じ状況に陥ったときに対処ができないと簡単に再発してしまいます。

リワークプログラムに参加して復職した人と参加せず復職した人とのあいだでは、就労継続率(復職した人のうち、一定期間継続して就労できている人の割合)に差があるというデータもあります(※)。

いきなり復職せずリワークを経由することで復職までの時間が延びることもありますが、長期的な視点で見ると復帰と再発を繰り返すよりも安定して働けるようになる可能性が高まります。再発予防という観点で、リワークに通うことには大きな意味があるといえます。

(※)参考:リワークプログラムに関するデータと体験談|メディカルケア虎ノ門

まとめ

リワークに通ってプログラムに参加することの意味(効果)について、3つに整理して解説しました。

規則正しい生活リズムに整えられる
休職に至った原因を知ることができる
再発予防トレーニングに参加できる

これらの効果以外にも、リワークに通うことの意味を見いだしている人は多くいらっしゃいます。

Saladでは、主に民間企業が運営しているリワーク施設「就労移行支援事業所」や「就労継続支援事業所」へのインタビュー記事を掲載しています。

この記事をきっかけにリワーク施設への理解が深まり、自分らしい社会復帰への選択肢が増えることを心から願っています。