メンタルタフネスの誤解。仕事のストレスとの向き合い方への体験談

メンタルタフネスとはどんなこと?

メンタルタフネスにより、喜怒哀楽のコントロールができている男性

メンタルタフネスとは

メンタルタフネスとは、ストレス耐性を主とした、心の強さを表した言葉です。うつ病などの精神障害が注目され、「心の耐性」をどう高めるべきかメンタルタフネスの向上に関する研究が進められています。メンタルタフネスについて知りたいときは併せてこちらの記事「
メンタルタフネスとは。「メンタルが強い・弱い」は本当に存在する?」もチェックしてみましょう。

参考:メンタルタフネスとは|(社) 安全衛生マネジメント協会
参考:メンタルタフネスとは? | 実績1200件以上のメンタルヘルス研修・メンタルタフネス研修【株式会社メンタルグロウ】

メンタルタフネスを誤解して、うつ病を招いた

うつ病に悩む男性

困難と正面衝突して鍛えるものだと感じていた

筆者も「精神的な強さ」に関して20代の頃から意識し続けてきました。しかし正しく理解していなかったことで、反対にストレスを多く溜め込んでしまうことがあったのです。

筆者はメンタルタフネスを、「困難に正面からぶつかり続けて、打たれ強くしていくもの」と考えていました。

これによって、以下のような行動をとっていました。

・本来はストレスを感じなくて良い場面でも、敢えてストレスを受けようとした(関係のないことに口を出す、など)
・人を頼ることは甘えだ、と思い込んでいた
・敢えて自分に負荷やストレスをかけて奮起させる方法をとることで、知らぬ間に心身がダメージを受けていた

このような状態を作り上げていたことで、

・ストレスを感じる機会が増える
・ストレス対処が遅くなる
・辛くても他者に頼れない
・自分の正確な状態を把握しづらい

上の問題が起きていました。

「強い人間」だと過信していた

なぜここまで無理をしていたかと、「自分は強い」と過信していたことが原因です。または「強くならないといけない」という意識も常に持っていたのです。さらに先程触れた「我慢して鍛えていかないといけない」という誤解も加わって、ただストレスを溜め込むという事態を起こしてしまいました。

「うつ」になってメンタルタフネスを見直した

このような状態を続けることが、うつ病の発症につながったのです。それまで筆者は、「うつ病は特定の人がかかるもの。自分とは無縁だろう」と考えていました。その思い込みを考え直すことになったのです。

メンタルタフネスを高めるために、考え方を見直した

メンタルタフネスについて考え直す男性
うつを経験し「自分もストレスから体調を崩すリスクがある」ことを体感しました。メンタルタフネスをはじめ改めて心の健康管理についての意識を強めたのです。

これ以降、筆者がメンタルタフネスについて意識・注意していることを紹介していきます。

メンタルタフネスについて注意していること

メンタルタフネスについて考える男性

ストレスを受ける限界を自覚する

ストレスが溜まれば、体調を崩す。当たり前のことですが常に自覚するようにしています。意識し続けることで「無理をする」ことを抑える効果を感じるのです。

受けられるストレスには限りがある。これを常に意識して、日々自分の心身の状態をチェックするよう習慣づけました。

意識的に早めに対処する

体調を崩してから対処する…では間に合いません。さらには気付くまで無理をし続けることも悪影響になる体験をしました。また、意識あるなしに関わらず、心身の疲労が溜まっていると周囲にも切り詰めた感覚を与えてしまい、手を差し伸べるタイミングがわからなくなることもあったのです。早めに対処しないことが、想像以上の悪影響を及ぼしてしまうことを肌で感じました。

ですから心の健康を保つためには、「ちょっと疲れているけれど、休むには早いかな」というタイミングから注意するようにしています。早めに対処することで、すぐにリスタートできるようなスタイルに改めました。

耐える力をつけるより、回復する力をつけるスタイルです。

関連記事:レジリエンスとは。発達障害の職場定着に必要な「心の回復力」を紹介

モチベーションの保ち方を見直した

先程紹介した通り、それまでは「わざとストレスをかけてモチベーションを高める方法」をとっていました。これでは一時的にパフォーマンスが上がりますが、受けるダメージは大きいものでした。また周囲との温度差から、空回りやすれ違いもあったかも知れません。

筆者はモチベーションを保つ方法に関しても見直したのです。これまでの考え方を改め、(具体的な表現が難しいのですが)「前に進むこと」「成長すること」に意識を向けるように注意しています。

これにより、少ない負担でそれまでと同じパフォーマンスができるようになりました。

メンタルタフネスは、高めることもできる

自分の意識を変える男性
筆者もうつ病を発症したときは「自分の弱さ」をひどく責めたものです。しかし、今は人の心の強さにはそれほど差はないと感じています。喜怒哀楽の基準にそれほど違いがなければ、受けるダメージも近いものなのではないでしょうか。

メンタルタフネスは環境への対応やストレスとの向き合い方で大きく変わってくるものです。

したがって「今置かれている環境にどう向き合うか」「メンタルタフネスを高められる環境はどんなところか」を見つけることで、心の強さも高めることができると感じています。

「メンタルタフネスを高める環境を探したい」と感じたら

メンタルタフネスを整え、充実している男性
メンタルタフネスを高めるために、自分に合った環境を探したい、そう感じた方はいませんか?

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まとめ

お互いを認め合う仲間たち
いかがでしたでしょうか。

筆者はうつになるまで、ストレスと戦っている自分に酔っていたのかもしれません。またはそう我慢していることで「頑張っている」と実感していた部分もありました。

心身に負担をかけていては、必ず体調を崩します。「今意識している心の強さで負担をかけていないかどうか」この記事をきっかけに、ストレスとの向き合い方やメンタルタフネスについて見直してみることがあれば幸いです。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受ける。HSPの傾向も強く、ストレスとなる情報を多く受け取り、かつ処理できない状況を招くことになった。現在は特性を見直し、テレワークでライターとして業務を行っている。

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