精神・発達障害者が引っ越したときの必要手続きを一挙まとめて紹介!

精神・発達障害者が引っ越した場合、必要手続きが多い。

各種福祉サービスなどを受けている場合、変更手続きが必要

どのような方でも、引越しをする機会があるのではないでしょうか。引越しは家具や食器、家電や洋服など、荷物をまとめて運ぶだけでも大変な作業です。

それに加え、住所変更などの事務手続きも行わないといけません。荷造り・荷解きでバタバタしているのに、急いで行うものばかりです。「あれっ!?印鑑どこだっけ?」など、混乱する方も多いのではないでしょうか。

さらに精神障害・身体障害を持つ方は、手帳や自立支援医療など自治体から福祉サービスを受けている方もいるのではないでしょうか。この場合、さらに大変です。今回は、障害を持つ方の引越しをサポートするべく、転居の際に必要な事務手続きをまとめました。

筆者も昨年、転居しました。その際に「あったら便利だな」と感じた手続きチェックリストを最後に紹介しています。宜しければぜひ、活用してください。

一般の住所変更手続き

住民票や国民健康保険(加入者のみ)、運転免許証(取得者のみ)の住所変更をしましょう。特に住民票は障害を持つ方関連の手続きにも関わってきますので、お早めに手続きをしましょう。

なお戸籍変更は、引越しのタイミングで行わなくても構いません。ただし、引越し後戸籍謄本や戸籍抄本を取るには、該当の本籍地での手続きが必要です。したがって遠隔地に引っ越す場合は、なるべく同時に戸籍変更の手続きも済ませておくことをおすすめします。

精神・発達障害者が引越したときに行う住所変更手続き

精神障害者手帳

手帳の申請については、こちらの記事「大人の発達障害が分かっても障害者手帳はもらえる?手続きの紹介!」をチェックしてください。

○窓口
お住まいの市区町村の障害者担当窓口

○ポイント:同一区外に転居する場合は、障害者手帳原本が変わる。
他県や市外など同一区内でない引越しの場合は、障害者手帳の原本が新住所管轄のものに変わります。したがってこれまでの障害者手帳を返納し、全く新しい障害者手帳になります。そのため、顔写真などが必要になるケースもあります。

また、交通利用券など受けられる福祉サービスなども変わります。引越した際には上記窓口の方に確認しておきましょう。

なお、同一区内の住所変更であれば、記載内容を変更するのみで可能です。 どちらの場合でも変更は必要なので、必ず上記窓口に行きましょう。

自立支援医療の受給手続き

申請についてはこちらの記事「簡単に読める!発達障害を持つ方に向けた障害者自立支援法とは」をチェックしてください。

○窓口
お住まいの市区町村の障害者担当窓口

○ポイント
マイナンバーカードを持っていない場合、前住所での課税証明などが必要になる場合があります。引越しにより通院する病院、薬局も変わった場合、書類に病院と薬局の正式名称、住所を記載します。事前にメモなどをしておきましょう。

便利なコツとして、病院の診察券と薬の入った袋に記載事項が書いてあれば、持っていくだけでメモは不要になります。

なお、病院や薬局を変更せず、そのままの場合でも、住所変更手続きは必要です。

参考:自立支援医療(精神通院医療)について 東京都福祉保健局

障害年金の受給手続き

○窓口
お住まいの年金事務所

○ポイント
住民票コード、またはマイナンバーの登録の有無で手続き方法が変わります。

【住民票コードまたはマイナンバーの登録「有り」の場合】
※「マイナンバーカード」または「通知カード」をお持ちの場合です。
原則、住所変更の届出は不要です。住基ネットを利用して、年金機構側で自動的に住所変更されます。

【住民票コードまたはマイナンバーの登録「なし」の場合】
届け出をしていない場合は、自動的に住所は変更されません。従って、住所変更届を上記窓口に提出する必要があります。

提出するもの:『年金受給権者 住所変更届(書式)』
※郵送でも提出できます。住所変更が反映されるまで、およそ1ヶ月程度かかります。できる限りお早めに手続きをしましょう。

【要チェック】その他、引越した時に必要な手続き一覧

その他、引越しをしたときに住所変更手続きをするものをまとめました。

【住所変更チェックリスト:1】
□銀行
□郵便局
□携帯電話などの通信会社
□ガス・水道・電気会社
□無線Wi-Fiなどの通信会社
□配送手続きができるサービス
□会員登録などで、住所を記載したサービス
□その他インターネット上で住所を登録しているサービス

さらに、上で紹介したものもリスト化しました。

【住所変更チェックリスト:2】
□住民票手続き(転出・転入届)
□国民健康保険変更(加入者のみ)
□運転免許証
□精神障害者手帳
□自立支援医療手続き
□障害年金受給手続き

現代はインターネットでも手軽に住所登録ができるため、管理が難しいです。変更漏れのないように、チェックリストを作って管理していきましょう。

良かったら、このリストをコピーして活用してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

障害を持つ方は、自治体からあらゆるサービスや補償などを受けている分、情報に変更があった場合は手続きが大変です。

今回ご紹介した以外にも、「こんな手続きもあるよ!」「この手続きのとき、こんなものも要るよ!」という情報がありましたら、是非Salad編集部までご連絡ください。

【筆者紹介】
30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受ける。昨年結婚し、転居したばかり。妻が働いている間、ほとんどの事務手続きを行った。