CADオペレーターとはどんな仕事?
そもそも、『CAD』とは?
「CAD」とは、「Computer Aided Design(コンピュータ支援設計)」の略称です。コンピュータを用いて、
・設計(図面作成)
・デザイン(プロダクトデザインなど)
・3Dプリンタ用のデータ作成
・解析やシミュレーション
・加工用のデータ作成
これらの作業ができる設計支援ツールになります。もともと設計はコンピューターではなく、「ドラフター」という手書きの図面を使って仕事をしていました。これを電子化しコンピューター上で再現したものがCADになるのです。近年は2D図面を作成する「2DCAD」主体の設計に加えて、3Dモデルの設計を行う「3DCAD」も使用されるようになっています。
参考:【2020年】CADとは?初心者にも分かりやすいようにCADの種類やおすすめのCADを徹底解説│CAD/CAM/CAE 研究所
CADオペレーターとは
CADオペレーターとは、これらのCADを取り扱い、操作する仕事になります。設計士やデザイナーが考案した設計をCADに入力し、図面や3Dのデータとしてコンピューター上で利用できる形にする作業を行っていきます。
CADは『モノ』づくりを行う業界で幅広く使われています。主な業界として
・建設関係(建築や土木業)
・機械関係
・自動車や飛行機などの輸送機器
・電子部品
・家具や服飾品
上記の例が挙げられます。これらのほかにもまだまだ活躍の場は多いですから、CADオペレーターの需要は高まっているといえるでしょう。
設計者とは異なり、0からアイディア(設計)を生み出すケースは少なく、受けた設計を図面やデータ化する作業を行うのがメイン業務になります。そのため、設計者の意図にどれだけ応えた図面を作成できるかがポイントになってくるでしょう。
では、このCADオペレータの仕事について、さらに詳しく見ていきましょう。
CADオペレーターの仕事内容
CADソフトを使用した図面作成
CADオペレーターの仕事は、VectorWorksやAutoCADなどのCADソフトを使用して、設計士やデザイナーが描いた図面をパソコン上に作成していく作業です。この作業で作成された図面をもとに現場での業務や作業行程が行われますから、小さなミスでも大きなトラブルになる可能性もあります。ですから、細かい部分でも注意深くチェックしていくことができる集中力が
求められる作業です。
今回紹介したVectorworksとAutoCADはどんなものだろう?と気になったら、下記の参考リンクをチェックしてみてくださいね。
CADソフトを使用した図面の修正
CADの図面は、一度作成したら終わりとは限りません。クライアントの要望などにより、設計段階での修正や変更のケースも考えられます。そのようなときに設計士からの修正依頼を受け、再度CADで図面の修正や調整を行うのもCADオペレーターの重要な仕事になります。この作業も指示した個所が正しくすべて修正されているかが大切なポイントです。したがって作成時同様、細かな部分まで見逃さない集中力が必要になってきます。
この2点が、CADオペレーターの主な仕事内容になります。
参考: CADとは?CADオペレーターの仕事内容や将来性について | To Creator
参考: CADオペレーターの仕事内容|IT・Web業界の特化の求人情報サイトFind Job!
CADオペレーターに就職するために必要なスキルは?
CADソフトに関するスキル
CADオペレーターになるために必要な資格等はありません。しかし、仕事でCADを使用しますから当然CADの知識を得る必要が出てきます。CADソフトを使用するため、ある程度パソコンの操作も自由にできるくらいにしておくと良いでしょう。
また、「必要な資格」はありませんが、取得していると就職やその後の業務で有利になる資格はあります。中でも一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会が実施している『CAD利用技術者試験』という資格は有利になりやすいです。事前に知識をつけておくという意味でも、興味があればぜひトライしてみると良いかもしれません。
その他業界に関する知識
その他必要知識として、勤める勤務先の業界に関する知識が必要になります。建築業界であれば建築について、機械関係の場合も該当の知識が必要、という形です。
長時間パソコン作業ができる力
CADオペレーターは常に、パソコン画面と向き合って作業を進めていきます。ですから動くことなく、ずっとパソコン作業をしていても苦にならないことが大切です。また、そのような状況でも変わらず集中力をキープできる力も大切になるでしょう。
『好き』を活かして仕事がしたいときは、Saladにご相談ください
CADオペレーターは地味な作業でも集中し続けられること、細かな部分も見逃さないきめ細やかさを活かせる仕事です。このように自分の良さを活かして仕事をする環境を見つけることが、職場定着への近道につながります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
CADは、その仕事に就かない限りは普段なかなか出会う機会のないものです。しかし、だからこそより平等な条件で働けるチャンスともいえます。これからスキルを身につける、でも遅くありません。就職先に困っていたら、働く為の選択肢としてぜひCADオペレーターも覚えておいてくださいね。