イラストレーターどんな仕事?
イラストレーターとは
イラストレーターとは、雑誌やポスターなどの紙媒体、Webやゲームなどのデジタル媒体で使われるイラストを描く仕事です。主にクライアント(依頼主・企業)の依頼に応じてイラスト制作し提供することが仕事内容になります。
主に書籍やWeb上での挿絵の制作が主ですが、専門的分野のイラストを担当するケースもあります。例えば工業製品のマニュアルに掲載する図柄などを描く『テクニカルイラストレーター』や、医療関係のイラストに特化した『メディカルイラストレーター』などもあります。
【例】イラストレーターの仕事の流れ
では、イラストレーターがどんな仕事をしているのか、具体的な仕事の流れを紹介します。今回はこちらのサイト「イラストの仕事の進め方!修正を減らす効率的な流れを解説します | イラストレーター生存戦略」を参考にし、紹介していきますね。
①ヒアリング
イラストレーターの最初の仕事は、描くことではありません。まずはクライアントからどんなイラストを描いてほしいのか、よくヒアリングをすることから始まります。上記のサイトでは、確認事項のポイントについて下記のとおり紹介しています。
・制作内容(何を、どんなふうに描くのか)
・制作サイズ(複数サイズが必要な場合は最も大きいサイズで制作後リサイズ。比率違いも考慮)
・イラストの用途(WEBメディア用なのか書籍用なのか広告なのか?その媒体のターゲット層はどこか?まで聞いておくと、イラスト制作のヒントになる)
・納期(期限も要チェック!)
・予算(安すぎると思ったら交渉しよう!)
主にこの5点で、特に制作内容に関してはしっかり質問して確認しておくことが大切です。また、相手もイラストの専門家とは限りませんから、うまく相手の要望をくみ取るよう心掛けなくてはなりません。
さらにヒアリング結果に関しては後ほど『言った・言っていない』のトラブルにならないよう、クライアントとヒアリング結果を共有させておくと良いでしょう。
②スケジュール報告
ヒアリング内容をチェックし、納期(提出する期限)からスケジュールを考えます。参考リンクのサイトでは、流れについて下記のように紹介しています。
ラフ作成
↓
下絵作成
↓
着色(完成)
↓
修正
↓
納品
イラスト制作開始から納品(提出)までの流れはこのようになっています。ここにクライアントとのやり取りや、修正点はないかなどイラストの確認をするなどが入ってきます。『スケジュール通りに絶対進めなくては!』とこだわり過ぎて必要以上にプレッシャーを感じてしまう場合は、納期以外は大まかに設定しておくなど工夫することも大切です。
③ラフ作成
「ラフ」とは、イラストの大まかなイメージをつかむための、時間をかけずに簡単に描くイラストのことになります。ポイントは1パターンだけでなく、ヒアリングの内容をもとに複数パターン作っておくことです。これはクライアントに選択肢を設けることで、よりクライアントがイメージを伝えやすくなり、要望に合うイラストを作りやすくなる効果があります。
この段階でクライアントから修正個所などを確認しておくと、後で修正が見つかるより負担が少なくなるでしょう。
④下絵作成
③で選んだラフをもとに、きれいに線画に起こしていきます。この下絵の段階(着色前)の段階でも、クライアントに確認してもらうと良いでしょう。最後の着色の段階では修正することがないように、この段階でよくクライアントに確認してもらうことが大切です。
⑤着色(完成)
クライアントに下絵の確認をしてもらい、OKをもらったら着色を始めます。デジタル画像のイラストの場合は、色ごとや部分ごとにレイヤー(層)分けしておくことがポイントです。『髪の色だけ直してほしい』というときにその部分だけ修正することができ、スムーズに作業ができるからです。
したがって水彩などアナログ画の場合は、着色前に慎重に確認して多くことが重要になるでしょう。
以上、イラストレーターの仕事の流れの一例を紹介しました。
イラストレーターに就職するために必要なスキルは?
デッサン力、配色のスキル
クライアントの要望や自身でイメージしたものを形にするデッサン力が大切です。このスキルがイラストレーターの大切な土台となります。空間の使い方や人体で言えば体の構造などを把握して、より正確に表現できることが大切になるのです。
また、配色のスキルも重要になります。そのイラストでどんなことを伝えたいのかなどを踏まえた配色スキルが求められるでしょう。
画像編集ソフトを使えるスキル
現在では、デジタル画像のデータでもってやり取りをするケースが増えてきています。そのためPhotoshopやillustratorなどの画像編集ソフトを使えるようにしておくと良いでしょう。アナログ画で行う場合にもデジタル画像にしてクライアントにメール送信…というケースがありますから、ほぼ必須のスキルと言えるかもしれません。
作風のオリジナリティ
やはりその人にしか描けない…という作風のオリジナリティが大切です。配色、構図、発想など自分にしかない作風を身につけておくとよいでしょう。ですからクライアントに作風が伝わりやすいように説明できる工夫なども大切です(分かりやすい個性、作風を説明できる力 など)。
コミュニケーション能力
イラストの仕事は自分の好きなものを描くというより、あくまでもクライアントの要望に併せて描くことが基本です。ですから相手から要望を聞き出すためにコミュニケーションをとる姿勢や能力が大切になるのです。
スケジュール管理
納期は必ず守らなくてはなりません。これを守れないと、イラストレーターとして信頼されなくなってしまいます。そのため、スケジュールの管理やトラブルなどが起きた際に納期に間に合うように対応する力なども必要になって来るでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
イラストレーターは、自分のスキルで仕事をしていかなくてはなりません。ですから上手くいかなければ生活できない…という不安もあるでしょう。しかし、絵を描くことが好きであれば、いちどどんな仕事なのかチェックして可能であればトライしてみることも方法の一つです。
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