サーバーエンジニアとは
サーバーエンジニアとは
「サーバー」とは、ネットワーク上において他のパソコンにさまざまな機能やサービスを提供するコンピューターのことを指します。様々な動作を行う中心となるコンピューターともいえるでしょう。このサーバーの構築・運用を行うのが、サーバーエンジニアの仕事です。(他のエンジニアに関してはこちらの記事をチェックしてください)
関連記事:【障害者雇用】IT業界とは。仕事の種類は、どんなものがある?
サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアの仕事は、主に2種類に分けられます。
サーバーの構築
サーバーの構築作業では、サーバーを利用するためにサーバー構成の設計を行います。ネットワーク回線の通信速度や利用電源容量、コストバランスは適切かなどの踏まえ、運用しやすいよう設定を考えていくのが仕事です。
また、ラッキングや配線などの物理作業などを行うことがあります。このラッキングとは、サーバーラックにサーバー機器を挿入して固定する作業をいいます。
さらに、OSやサーバーアプリケーションのインストール・設定などもこの構築作業に含まれます。
参考:ラッキングとは – IT用語辞典 e-Words
参考:サーバラック(19インチラック)とは – IT用語辞典 e-Words
サーバーの運用・保守
サーバーの運用・保守作業は、サーバーの運用中その時の状況に応じて変更を加え、管理する業務になります。サーバーに障害が起きたなどトラブルがあった際には、障害の原因を見つけ解消するよう復旧作業を行っていくのです。
また、サーバーが外部から攻撃されていないかチェックすることや、日々問題が起きないようメンテナンスすることも仕事の一つになります。
これらの業務を行い、コンピューターを陰から支える仕事がサーバーエンジニアなのです。
サーバーエンジニアの就職に必要なスキル
OSに関する知識
OSとは「オペレーティングシステム」の略称です。ソフトウェアの一種で機器の基本的な管理や制御のための機能や、多くのソフトウェアが共通して利用する基本的な機能が実装されている『システム全体を管理する』ソフトウェアになります。
WindowsやMacもOSになります。このOSのうち、サーバーエンジニアで使用されるOSが「UNIX OS」です。比較的高いネットワーク性能を持ち、多数の接続要求にも耐えることができ、安定して稼働できることが特徴になります。さらには他のOSと比べセキュリティ性が高く、処理速度が速いなどのメリットがあります。
サーバーを管理するポジションとして、OSの知識を知っておく必要があるでしょう。
作業環境に関する知識
サーバーの中で動く作業環境としてのプログラミング作業を、サーバーサイドプログラミングといいます。特にゲームなどで使われる、Webアプリケーション構築の軸となるものです。作業環境は企業によって様々ですが、中でも良く使用されているのは「LAMP」という作業環境です。これはプログラミング言語の「Linux」「Apache」「MySQL」「PHPやPythonなど」の頭文字を取った、人気のある作業環境になります。
この作業環境に関する知識を持っておくことで、作業がスムーズになることにつながります。
参考:【完全初心者向け】サーバサイドとは? 一体なんぞや?
参考: LAMPとは | クラウド・データセンター用語集/IDCフロンティア
データベース言語に関する知識
そもそもデータベースとは、『複数で共有、利用されること』と『検索、加工すること』を前提に整理整頓された膨大なデータの集まりをいいます。そのデータベースの操作や制御を行うことができる言語が、『データベース言語』です。
そのデータベース言語のなかで最も普及しているものが『SQL (Structured English Query Language)』になります。データベースに保管されたデータの検索や取り出し、削除するなどの際に、このSQLが使用されるのです。
データベース言語にも様々なものがありますが、SQLを習得しておくと他の言語も習得しやすいメリットがあります。
参考:データベース言語 | ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報
参考: SQL(Structured Query Language)とは – IT用語辞典 e-Words
パケット通信周りの仕組みに関する知識
スマートフォンの契約や料金支払いの際に、よく『パケット通信』という言葉を聞くかもしれません。このパケット通信とは、データをパケットと呼ばれるデジタル情報の一回りの単位に分け、送受信を行うことを言います。主にインターネットを含めた通信で使われています。
サーバーとクライアントのデータのやり取りをスムーズに行うためには、このパケット通信の仕組みを理解する必要があります。
これらが、サーバーエンジニアに必要なスキルになります。
障害を持つ方は、サーバーエンジニアのスキルを学ぶチャンスがある
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
サーバーエンジニアはIT関連のエンジニアの中でも、『縁の下の力持ち』なポジションに位置しています。そのため、黙々と地道に作業を続けられることを活かせるチャンスでもあります。もちろん、関連知識やスキルを持っているのであれば、その可能性はさらに高まるでしょう。
ぜひ仕事内容をチェックして、自分にマッチした働き方を探していきましょうね。