事務職の就職に有利な資格には何がある?仕事で活かせる資格7つ

事務職に就職したい

資格を活かして採用面接を受ける様子

事務職は、障害者雇用の就職件数が多い

事務職は、障害者雇用の中でも就職している方が多い職種の一つです。就職の主なメリットとして、『転勤の可能性が少ない』『残業やノルマが少ない』『家庭とのバランスを保ちやすい』などがあり、心身の健康を保つ上で適している一面もあります。

また、未経験でも就職できるチャンスがあるのも人気の理由の一つでしょう。資格がなければ就職できないという条件が付いているケースも少ないです。そのため、応募者が多く競争率が高くなってしまう傾向もあります。そのような高い競争率でも採用されるために、少しでも効果的な資格を取っておきたい…こう思うこともあるでしょう。

そこで今回は『事務職の就職に有利な資格』について紹介していきます。

参考:平成30年度障害者の職業紹介状況等 厚生労働省
参考:事務職ってどんなお仕事?仕事内容やメリット・デメリットもご紹介 | みんなの仕事Lab-シゴ・ラボ-

まずは、希望している事務職について知ることが大切

働くことや障害を活かすことについてアドバイスする女性
本題に入る前に、資格取得について大切なことがあります。それは、『希望している事務職が、その資格(に関わるスキル)を必要としているかを知ること』です。例えば、一生懸命に英語を勉強して、TOEICで高得点を取ったとしましょう。就職はできるかもしれませんが、全く英語力のニーズがない職場だとしたら、勉強の意味を感じなくなってしまうかもしれません。

もちろん、反対に英語が必須であるのにTOEICを取得していないことで不利になるケースもあります。ですから、資格の勉強の前に受けたい企業がどのようなスキルを求めているのかをチェックしておきましょう。

ちなみに事務職だけでも、これだけの種類があります。

・一般事務・OA事務
・営業事務
・経理事務
・人事事務・労務事務
・総務事務
・法務事務
・貿易事務
・その他の事務職

これらの業務内容は、全く異なることが多いです。当然、求められるスキルも変わってきます。ですから、同じ事務職と思って受けようとすると危険だということを覚えておいてください。下記の参考リンクから、仕事内容をチェックしておきましょう。

参考:事務職とは – 事務職の仕事内容と種類、必要スキルを徹底解説|マイナビキャリレーション

では、その点も踏まえながら資格について見ていきましょう。

事務職の就職に有利になりやすい資格

資格を活かし、精力的に働く女性

①MOS

MOSとは、Microsoft Officeのスキルを証明してくれる資格です。資格の種類は以下の通りです。

【MOSの資格の種類】
・Word(ワード)
・Excel(エクセル)
・PowerPoint(パワーポイント)
・Access(アクセス)
・Outlook(アウトルック)

このように様々な資格があります。正式名の「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」で呼ばれる時もあれば、略称で「モス(MOS)」などと呼ばれることもあります。

参考: MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

②日商PC2級

日商PC検定は、日本商工会議所をはじめ各地の商工会議所が実施する検定です。検定の種類は以下の通りになります。

【日商PC検定の資格の種類】
・文書作成
Wordを使用した文章作成、取り扱い能力。下からBasic、3~1級の4段階がある
・データ活用
Excelを使用した表やグラフの作成、データ分析の能力。文書作成同様、4段階の級が設定されている
・プレゼン資料作成
PowerPointを使用したプレゼンテーションの資料作成能力。Basicはなく、3~1級の3段階の設定がされている

この3種類になります。就職や実務に役立てるのであれば、2級以上の取得が望ましいでしょう。

参考:日商PC | 商工会議所の検定試験

③日商簿記

日商簿記は、営業活動の記録、計算、整理を行う経理の基本に関する資格です。種類は5種類で、以下の通りになります。

【日商簿記の資格の種類】
・1級
・2級
・3級
・簿記初級
・原価計算初級

3級からは商業簿記、2級からは工業簿記が試験範囲に入ります。さらに実務に有利になるのは2級からと言われています。簿記は、特に営業事務や経理事務などを希望している場合に取得を考えた方が良いかもしれません。

参考:簿記 | 商工会議所の検定試験
参考:簿記 2級 | 商工会議所の検定試験

④秘書検定

秘書検定は、秘書を目指す方のためだけではなく、社会人としての一般常識やマナーを身につける目的もあります。人と接する仕事において活かせるスキルなのです。ですから女性に限らず、男性にも必要になって来るスキルでもあります。資格の種類は以下の通りです。

【秘書検定の資格の種類】
・1級
・準1級
・2級
・3級

この4段階があります。準1級以上は筆記試験のみでなく、面接試験もあるので覚えておきましょう。

参考:ビジネス系検定

⑤文書情報管理士

文書情報管理士資格とは、公益社団法人文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格です。職場で使う文書や帳票、伝票や資料などをデータ化したり、マイクロフィルムを利用して書類を保存したりする技術などの知識を証明します。種類は以下の通りです。

【文書情報管理士の資格の種類】
・1級
・2級
・上級

こちらは2級でも、基本的な知識を持っている証明になります。希望している事務職で文書作成がメインの場合は、取得すれば有利になるでしょう。また、この資格には有効期限があります。期間は5年ですから、都度更新が必要になることを覚えておきましょう。

参考: JIIMA 公式サイト – 文書情報管理士

⑥ITパスポート資格

ITパスポートは、経済産業省が認定するITに関する正しい知識の理解と、実務にITを有効活用できるスキルを証明するものです。「Iパス(アイパス)」とも呼ばれます。

AIやビッグデータなどの新しい技術や、セキュリティやネットワークなどのIT分野の知識などを学びます。IT企業に勤めたい、RPAに関わる仕事をしてみたいときなどに活かせる可能性がある資格です。

参考:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

⑦TOEIC

TOEICは、英語でのコミュニケーション能力を判定する資格です。特に貿易事務は、普段のやり取りでも英語を多く使用する機会が多いため、TOEICのスキルは必須といってよいでしょう。

就職には、おおむね600点以上を目指してトライしてみましょう。中には募集の際に「TOEIC○○点以上」と指定している企業もあります。

参考:【公式】テスト日程・申込|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC

事務職に活かせる資格は、このようになります。他にも求人の募集内容に記載されているスキルに応じた資格を取得することで、就職が有利になる可能性があります。今自分が持っている資格に何があるのかの振り返りも含めて、どんな資格が受けられるのかチェックしてみましょう。

参考:事務系資格おすすめ6選 経理や一般事務で有利な資格などを厳選ランキング | 派遣・求人・転職なら【マンパワーグループ】
参考:持っていると有利?「一般事務」で役立つ資格4選|アルバイト・バイト・パート・社員の仕事探し・求人情報なら【おしごと発見 T-SITE】

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まとめ

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