仕事の相談や打ち合わせの仕方が分からない…
どうやって話し合ったらよいか分からない…
職場で仕事について、相談や打ち合わせをすることはありますか?「打ち合わせ」と聞くと「そんな大きなことは…」と感じるかもしれません。自分の業務について、複数の人と「どうしたら良くなるか」「この問題をどうにかできないか」など話し合うことも「打ち合わせ」です。
このような話し合いの際に、どうやって話し合ったらよいか分からない…そうして困ってはいませんか。中には言い過ぎて相手を怒らせてしまうことや、言い合いを避けて自分から主張できないという方もいるでしょう。
仕事での話し合いに『ブレインストーミング』が効果的
このように、仕事での話し合いが上手くできずに迷っていたら、『ブレインストーミング』を知ることによって改善されるかもしれません。今回は、この「ブレインストーミング」について紹介します。
ブレインストーミングとは?
ブレインストーミングとは、1950年代に生まれた会議手法の一つです。複数の人間でアイディアを出し合い、その場で創造的な発想を生み出すことが目的になります。略称として「ブレスト」とも良く呼ばれる方法です。この名前なら聞き覚えがあるという方もいるでしょう。
もともと原則としては、10名以下人数で行うことが理想的です。しかし現在では自分一人で自問自答しながら、発想を繰り返す行為もブレインストーミングと呼ばれています。良い考えが見つからず、行き詰まった時に打開する方法として、この「ブレスト」が活用されているのです。
参考:ブレインストーミング(ブレスト)とは?意味とやり方・成功に導くルールを徹底解説 – その他ビジネス | ボクシルマガジン
ブレインストーミングの流れ
ブレインストーミングの流れは、以下の通りです。
①行う目的を決める
②ファシリテーター(仕切り・まとめ役)を決める
③参加メンバーを決める
④制限時間を設け、話し合いを行う
⑤出された提案を整理する
概ね上記の流れに沿って行っていきます。また、目的を決めるのがメンバーを集めた後の場合もあります。
【ブレインストーミング】やり方のコツ
ブレインストーミング内では判断・結論を出さない
ブレインストーミングは、あくまでも沢山のアイディア(候補)を生み出すのが目的です。その中から選び出すことは、ブレインストーミングの目的ではありません。これを意識して臨むと、『これは実行できないかも…』など考えアイディアを生み出しにくくなります。
そのため、提案されたアイディアが実行可能かどうか、実現できるものかなどはブレインストーミング終了以降に行うようにしましょう。これは複数での話し合いはもちろん、自分自身の中で行う場合にも同様です。
どんなアイディアでも歓迎し、さらに新しい案につなげる
ブレインストーミングで大切なのは、ユニークで斬新なアイディアです。『これはないだろう』『これを言ったら笑われるだろう』など感じて遠慮してしまうようなものも大事な意見とされるのが、ブレインストーミングです。
既存のアイディアでは打開できないからこそ、奇抜なアイディアから次の案につながるというケースもあります。ですからより様々なアイディアを得られるよう可能な限り、さまざまな立場や価値観を持つ方が参加することが理想です。
質より量を重視する
ブレインストーミングは、いわば「アイディアの呼び水」です。凝り固まった考えを柔軟にし、アイディアを生み出すことが目的になります。そのため、案に対しては質より量を重視して行うことがポイントです。
・アイディアの大小は問わない
・さまざまな角度から、とにかく多くのアイディアを出す
・周りの方の発言からも新しいアイディアにつなげていく
これらを意識して、どれだけ多くのアイディアが生まれるかを考えていくことが大切です。多くを生み出すことが目的ですから、ブレインストーミング中に「それはありえない」など、意見や案を否定しないことも重要になります。
アイディアを組み合わせてみる
考えが凝り固まっているときは、「AかBか」など一方に偏った選択を考えていることが多いかもしれません。しかし、この「A」「B」を両方組み合わせてみたら…という発想をすることで、問題を打開できることもあるのです。
ブレインストーミングでは、このような複数のアイディアを組み合わせてみる・ミックスしてみることで新しいアイディアが生まれることも魅力の一つです。それぞれ個人では「それはありえない」と考えもしなかったことが、複数の異なる価値観でもって実現可能なアイディアに結びつくこともあります。
参考:ブレインストーミングとは?失敗しない進め方と7つの発想モデル – Web活用術。
参考:ブレインストーミングとは?ブレストのやり方・進め方ルールまとめ | Backlogブログ
ブレインストーミングで注意するポイント
実施の目的を明確にし、その目的に沿ったメンバーを集める
ブレインストーミングが失敗になりやすいケースは、「目的が曖昧なままだった」ことです。何のために行っているのかはっきりとさせないまま話し合うことで、『ただ考えが散らかっただけ』になってしまうおそれもあります。
ブレインストーミングを行う際には、まず「何のために行うか」目的を明確にしましょう。また、その目的が逸れないよう参加メンバーを選ぶ際にも注意が必要です。
ブレインストーミングで使われる手法
さて、ここでブレインストーミングの情報を整理する際に使われる手法についても紹介していきましょう。
KJ法
KJ法は、ブレインストーミングで生まれたアイディアを全体的な視点から整理していく手法です。これにより、新しい着想やアイデアを得ることが目的になります。
具体的な流れは、
①整理したいものを1つずつカードに記していく
②その記したカードをいくつかのグループにまとめる
③グループごとに見出しをつけて、図や文章にまとめていく
この手法を用いることで、ブレインストーミングで出たアイディアを忘れず、もれなく活かすことにつながるのです。
マインドマップ
マインドマップとは、イギリスで開発された情報や思考を整理するための手法です。メインとなる目的をマインドマップの中心に書き、関連する内容を放射状に加えていきます。このスタイルは目的などによって自由に色や形式を決めることも可能です。詳しくはこちらの記事「マインドマップとは?発達障害が悩みやすい思考の整理にも効果的!」を参考にしてみましょう。
セブンクロス法
セブンクロス法とは、ブレインストーミングで出たアイディアを整理し、優先順位をつけて今後行うことや判断を明らかにしていく方法です。
仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
まとめ
【就職で悩んでいたら、Saladにご相談ください】
いかがでしたでしょうか。
ブレインストーミングは、一人でも行うケースがあるとお伝えしました。自身の就職について悩んでいたら、様々なアイディアを出してトライしてみてください。もし、それでも解決策が見つからなかったら、他の人のアイディアを取り入れて行うことで改善されるかもしれません。その相談相手として、ぜひSaladにサポートさせてください。
Saladでは、障害を持つ方の強みを活かして働く「カスタマイズ就業」に基づいたサポートをさせていただきます。こちらのページでカスタマイズ就業に沿った非公開求人も紹介、随時更新していきます。
『就職できない』『できる仕事が分からない』など感じていたら、こちらのお問い合わせフォームから、Saladまでメッセージを送ってくださいね。ご連絡お待ちしております。