【障害者雇用】求人のオープンポジションとは?向いている人は?

オープンポジションは、社風とのフィットを重視する採用手法

オープンポジションとは

障害者雇用の求人において、オープンポジションで募集する企業が出てきています。

このオープンポジションとはどんなシステムなのでしょうか。これまでの求人募集の方法と比較して解説します。

【オープンポジションを分かりやすく解説すると・・】
〇従来の募集方法
「内部事務」「入力業務」「軽作業」など、求人票に担当業務が表示されている。

〇オープンポジション
求人票には具体的な業務内容の表記がない。もしくは、求人票を用いた採用活動を行なっていない。社風との相性を重視しており、面接などを行い採用した後、あなたの適性を見て部署や業務を決めていく方式。

業務などを限定すると、障害を持つ方が環境に合わない場合に解決が難しいです。

オープンポジションであれば、企業の対応として環境を変更する手段もあります。そのため、障害を持つ方が就職後長く勤められるように、双方が安心して仕事に取り組みやすくなります。

【障害者雇用求人】オープンポジションで仕事をするメリット

1)苦手な業務・環境で仕事をする可能性が少ない。

【就職直後に「合わない!」と感じにくい】
就職直後、「自分とは合わない」と感じて苦しい思いをされた経験はありませんか?

オープンポジションであれば、企業の方と相談してあなたに合う業務や職場環境を探していくことができます。

そのため、「仕事を始めてみたら、苦手な業務をやらないといけないことがわかった。こんなこと求人票に書いていなかったのに・・」という思いをすることがなくなります。

【仕事を続けてみたら、環境が合わない・・という場合にも対応しやすい】
しばらく仕事をしたのち、あなたが障害の特性上適応できないと感じた場合にも、部署異動や業務の変更をしやすいです。このように、あなたが心地よく仕事ができる環境につけるよう、企業と相談していくことができます。

苦手な環境で我慢しながら、仕事をし続ける・・という可能性は少ないです。

2)成長次第で別の業務にもトライできる。

【仕事がマンネリ化して、やりがいをなくすケースが少ない】
通常の募集方法であれば、原則障害者雇用の場合は担当業務の変更はありません。

しかし、何年も続けていると、徐々にマンネリ化しやすいです。ルーティーンワークとして身につけることは大切ですが、気持ちまでマンネリ化してしまうと、やりがいを失ってしまいます。

オープンポジションであれば、募集段階で業務の指定がありません。企業と相談して、あなたの成長に応じて新しい部署や業務にトライできる可能性があります。

3)実務経験の中で、自己理解を深められる。

「やる気はある。ある程度仕事もできる。でも、『強み』と聞かれると何が該当するか分からない。」このように仕事上問題がなくても、自分の強みが分からないということはありませんか?

オープンポジションであれば、仕事をしていく中で、あなたの強みや活かし方を見つけることができ、自己理解を深められます。

このようにオープンポジションは、あなたにとって自由度の高い制度になっています。このオープンポジションですが、デメリットはあるのでしょうか?

【障害者雇用の応募前に確認】オープンポジションで仕事をするデメリット

1)応募段階では業務内容が分からないので、事前準備が難しい。

あらかじめ業務が指定されていれば、そのためのスキルや情報を準備することができます。

しかしオープンポジションは、募集段階では業務が指定されていません。そのため、応募前の段階で「どんな準備をしたらよいのだろう・・・」と不安になる可能性があります。

2)専門職など、はじめから希望の業種がある方には不向き

オープンポジションは企業があなたの適性を見るために、様々な部署や業務を試してもらうことがあります。はじめから希望の職種が決まっている方には、遠回りに感じるかも知れません。

そのため「Webデザイナーになりたい!」など、応募段階で希望職種が限定されている方には向いていません。

【障害者雇用で活きる方】オープンポジションに適している方の特徴

それでは、どんな方がオープンポジションに向いているのでしょうか?該当する方の特徴をまとめました。

1)実際に仕事を行いながら適性を確かめたい方

「タイピングも得意だけど、人に教えるのも得意」
「事務作業の経験も長く、Webデザインの勉強もしてきた」
といった、「私の強みは〇〇です!」と言い切れない方も多いのではないでしょうか。

オープンポジションでは、実際に仕事をしながら企業での活かし方を見つけることができます。経験豊富の方や、得意なことが複数ある方は、オープンポジションに向いています。

また、「企業のために仕事を頑張りたいけど、自分の強みが見つからない・・」と感じている方はいませんか?そのような方でも、業務に真剣に取り組む中で強みや適性が見えてくるかもしれません。

2)職場環境によって大きく左右される特性を持つ方

通常の募集方法で就職した場合、就業場所や業務内容は限定され、変更することが難しいです。フロアの室温や音響などの職場環境に苦しんで、我慢を続けた経験はありませんか?

オープンポジションでは、採用後の部署異動や業務環境の変更が比較的しやすいです。仕事の悩みが「仕事を始めてみないと分からない部分が多い」方にもおすすめの制度です。

その企業でどんなことをしたいか。目的を明確にしよう

オープンポジションでは、就職後にあなたの自由が利きやすいシステムです。仕事をしながらでも自分の適性を見つけるチャンスです。

しかし、企業もあなたの活かし方が分からないと、採用には踏み出せません。したがって、事前にあなたが応募する企業でどんなことをしたいのか、目的を明確にするという点は他の応募方法と同じです。

あなたが普段問題なくこなせていることは何か。あなたが好きなことで、とことん追求できるものはないか。実務で確かめてみたいと感じる強みを見つけるよう心がけましょう。

「オープンポジションをもっと知りたい!」という方は就労移行支援事業所に相談してみよう!

「オープンポジションで活躍したい!でも方法が分からない…」
「自分がオープンポジションに向いているのかどうか、迷っています…」
という方は就労移行支援事業所に相談してみましょう。

相談先に迷ったらSalad編集部までお声かけください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

オープンポジションは、障害を持つ方が採用後に困難を感じないよう、柔軟に対応するための制度です。

「仕事をしたいけど、人や環境に不安を感じていまいち踏み出せない・・」という方でも、安心して就職に臨むことができます。これを機に、ぜひ検討してみてくださいね。