フリーマーケットに参加するメリットは?
不用品を処分したいけど捨てたくない場合
出展料(東京都内の公園での出店料は1ブース(1m×2mくらいのエリア)で3,000~4,000円程度)や売れるものの値段(100~1,000円程度)を考えたら、よほどの数の商品を用意して売れなければ赤字です。
個人(1~2人程度)の不用品ではなかなか利益を出すのは難しいのではないでしょうか?
感染症の防止策でイベント自体の人出が減っていますし、競争相手として近年盛んになったネットフリマもあるので地域のフリーマーケットで売るのが難しい状況でもあります。
不用品を早く処分したい、ゴミとして捨てるのは忍びない……という場合に早く手放したい場合には便利でしょう。
利益が見込める場合
知人とブースを分け合って出店することで出店料を安くできる場合や、売れる不用品を無料で譲り受けたなどの理由でたくさん商品が用意できる場合は利益が出ることもあるでしょう。
地元の商店街の小規模なフリーマーケットなど格安で出店できる場合もありますが、来場者が少ないと売り上げも少なくなります。
他の人のサポートで参加する場合
一人で参加した場合、商品や貴重品を置いたまま休憩やトイレなどに行くことが難しくなります。
そのために知人からフリーマーケットへの出店を手伝ってほしいと頼まれることもあると思います。
今後自分が出店したい人は手続きのやり方などを教えてもらったり見て参考にすることができるので、初めは手伝いで参加するのも良いでしょう。
これだけはやっておきたいフリマの準備
禁止事項(販売禁止のものなど)を調べておく
参加するフリーマーケットの決まりを調べ、そこで販売が禁止されているものは持ち込まない(販売しない)ようにしましょう。
都立公園でのフリーマーケットは他の場所に比べて販売する品に厳しい規制があり、手作り品の販売、同じ商品を大量に出品すること、入手困難なものと称して高値(プレミア)で販売することなどが禁止されています。
必要なものを用意する
最低限、忘れたら困るものは下の4つです。
【1】敷物(レジャーシートなど)
ほとんどの場合、テーブルや商品を並べるきれいな場所などは用意されておらず、テープなどで示された地面の一区画で出店することになります。
商品が汚れないように地面に敷くものを用意しましょう。
雨の翌日や掃除の後で地面が濡れていることもありますので、ビニール製のレジャーシートなど、防水のものが安心です。
【2】値段を書く紙、筆記用具
フリーマーケットで買い物をするとき、値段が描かれていない品物は気になっても、相手がどんな人かわからないのでわざわざ聞かない(聞けない)場合が多いようです。
わかりやすく値段を書いて見えやすいところに表示しましょう。
【3】ゴミ袋
自分のブースで出たゴミ、売れなかったものなどは自分で持ち帰る必要があります。
清潔なゴミ袋を多めに用意しておけば、急に雨が降った時や売れ残ったものを持ち帰る際などにも便利です。
【4】おつり用の小銭
買い手の人が小銭が足りず、おつりが必要になる場合が出てきます。
特に出番の多い百円玉と千円札を多めに用意しておきましょう。
休憩(ごはん・トイレ)などができるようにしておく
一人で参加した場合、商品を置いたまま休憩やトイレなどに行くことが難しくなります。
来場者の多いイベント会場のトイレや飲食店は混雑している場合も多いので、普段よりも時間がかかりがちです。
できれば知り合いにお願いして会場に少しの時間でも来てもらい、店番を代わってもらって休憩やトイレができるように準備しておくとスムーズです。
参考:はじめてのフリマQ&A 〜前編:出店準備〜|フリーマーケット開催情報満載-フリマガイド
参考:フリーマーケット出店方法│Time Machine Company
体験談 – フリマで困ったこと・イヤだったこと
いきなり値切られた! しつこく値切られた!
困る買い手で一番多いのが値切る人です。
私も突然「安くして!」「●●円なら買ってあげるから!」などと言う人に困ったことが何度かあります。
数回断ってもしつこく要求してくる人もたまにいます。
極端な迷惑行為(他の買い手の邪魔になる、大声で騒ぐなど)があれば運営スタッフへ連絡しましょう。
基本的に売り物の値段を決めるのは売る側です。
相手の思いどおりの値段で売れないことを申し訳ないと思う必要はありません。
商品を汚された!
汚れた靴下(なぜか落ち葉とごみ?だらけ)で商品の靴を試着されたことがあり、直接その人に「汚い靴下で履かないで!」…とはと言うことができずにいやな思いをしました。
ほとんどの買い手は試着するときは清潔な靴下が無ければ試着を遠慮したり、試着してもよいか許可を求めます。
こんなときの対処の方法は未だに思いつかないので、良い方法をご存じの方はぜひ教えていただきたいです。
古物営業法違反の転売ヤーが来た!
フリーマーケットの準備をしているとき、一般の来場者が買える時間より前に不審な人がブースに来て、女性を中心に「ブランドものはありませんか?」と声をかけて回るのに会ったことがあります。
古物商(古物を営利目的で繰り返し取引する人)が一般人と取引できる場所は自分の営業所・相手の住所・届け出を出した仮設店舗に限られており、取引場所に古物商許可の標識を提示するか、古物商許可証を携帯して求められたら提示しなければなりません。
以上の理由からこの不審な人物は古物営業法違反をしようとしていた可能性が高いと後になってわかりました。
フリーマーケットの開始時間前に声掛けをして回り、一般の買い手より先に良い商品を独占して違法に利益を得ようとしているとしたら、非常に悪質な業者ですので、商品を売らないように注意し、フリーマーケットの運営団体に違反行為を行う不審者の情報を報告しましょう。
参考:古物商許可申請をされる方へ 警視庁
参考:古物営業法とは?古物取引で知っておくべき9つのルールについて解説 | TOPCOURT LAW FIRM
長話をして売り場を占有する人
取引と無関係なことをしゃべって売り場に立ちふさがり続け、他の買い手が商品を見たり買ったりする邪魔をする人が来ることがあります。
「すみませんが、ほかのお客さんが商品を見れないので移動していただけますか?」などとお願いしましょう。
それでもしつこく迷惑行為を続ける場合、マナーが悪かったり言動が脅迫的だったりする場合はフリーマーケットの運営スタッフに連絡しましょう。
となりのブースの出店者にされて困ったこと
私が友人と出店したとき、準備時間にこちらより遅く来た隣のブースの人に突然「ここの線までこちらが出店しますので!!」と謎のはみ出すなアピールをされたので、ちょっと変わった人だな……と思っていたのですが、その人のお子さんの幼児がブースを出入りする際に土足でいちいちこちらのブースの中を通っていくので不快な思いをしました。
近くで出店する場合、気づかないうちに迷惑をかける可能性があるのはお互い様です。
非常識なことやよほどの迷惑行為をされた場合以外の、少々のことは我慢しておいたほうが大きなトラブルになりにくいかもしれません。
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まとめ
自分には不用品でも欲しい人がいる
ちょっと困る人や変わった人には毎回会うのですが、私はフリーマーケットの参加は嫌いではありません。
知人に一緒に参加してと頼まれれば、予定が合えば大体行きます。
知人の持ってきたなんだかわからない木彫りの置物や、私には遊び方の不明な幼児向け玩具が売れたりすると、自分には価値がわからないものでも欲しい人がいると知ることができて、不用になったものが新たに誰かの役に立つと思うと楽しい気分になります。
見たことのないものや古いものが並べられて売られているのを見るだけでも面白くて、それも私がフリマが好きな理由のひとつだと思います。
数時間限りの出店で、お客さんとは2度と会うこともない(会ってもお互いわからない)取引なので、多少いやなことがあっても後になってからいやな気持ちになりにくいのも参加しやすい理由です。
少し変わったお客さんが来ても「面白い話のタネになるな……。」くらいの余裕のある気持ちでいられます。
不用品の処分を考えている方はフリマに参加してみるのも良いかもしれません。
安全や体調、感染症予防対策に気を付けて参加を検討してみてくださいね!
参考:おしゃれなフリー写真素材|GIRLY DROP(ガーリードロップ)|おしゃれなフリー写真素材:GIRLY DROP
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