なぜInstagramをはじめるのか
はじめる前に知りたいことと大事なこと
仕事としてInstagramをはじめる場合は特に下記の3つを具体的に知りたいと思います。
・どれくらいの頻度で更新すればよいのか
・投稿の作成にどれくらいの時間がかかるのか
・フォローやいいね、保存、サービスへ誘導などの結果をどうすれば得られるのか
その答えはInstagramを運営する目的によって変わります。
ほとんどの場合、他のSNSと同様にInstagramを運営することで達成したい目的を決めることから始めることになるのではないでしょうか。
ビジネス目的で始めた場合、実際には下記の3つを意識して行動することになるでしょう。
【1】目的の達成に向けてアカウントの運営を行う
【2】ターゲットにとって有用性のあるコンテンツを発信する
【3】目的を達成するため自分のアカウントとコンテンツの分析を行う
運営の目的を決めアカウントの設計を行うために、Instagramがどのようなソーシャルメディアなのかある程度理解してから始めたほうが効率が良く目標を達成しやすくなるでしょう。
次章でなぜInstagramをはじめるのか? から具体的な運営まで順を追って説明します。
参考:Instagram用語集|インスタラボ|インスタグラム・インフルエンサーマーケティング専門メディア【FindModel】
Instagram利用率がTwitterと並んだ
13歳から69歳までの男女1,500人の通信メディア(インターネット上のメディア、テレビや新聞などの情報メディアなど)の利用状況を調べた総務省の調査結果では、2012年からInstagramの利用率が伸び続けており、2021(令和2)年にはInstagramの利用率がTwitterの利用率と並びました。
さらに2022年現在 Z世代と呼称されている20歳くらい(14~25歳)の人たちの消費行動にはSNSの情報が大きな役割を果たしているという調査結果も発表されました。(*1)
買い物をするときにウェブ検索よりもSNS上の情報を信用する人が多いということです。
企業の公式ホームページや販売店の商品紹介ページよりも、身近に感じられて発信する内容が信頼できるインフルエンサーの投稿のほうが参考になるという意見は納得できます。
Instagramアカウントがない場合は新たに作成すること、すでに企業やお店でInstagramアカウントを持っている場合は目的を持った運営をにシフトすることにまだメリットがある状況でしょう。
他のSNSとあわせて運営する企業・団体がふえている
Instagramの投稿、Twitterなど他のSNSの投稿は互いの投稿をシェア(転載)して同じ内容を発信することが可能です。
それぞれのSNSの特長を活かし並行して運用することで、InstagramからTwitterや企業サイト(サービス)への流入を狙ったり、ターゲットに適した形で発信したりできるメリットがあります。
Instagramのアカウント開設
Instagramのアカウント開設に必要なもの
アカウントの新規作成にはメールアドレスが必須です。
危険回避と詐欺・スパムアカウントによる濫用を防ぐため、ソーシャルメディアサービスのアカウント新規作成には本人確認が欠かせない状況です。
また二段階認証などの設定を利用することが推奨されるため、有効なメールアドレスと認証のための連絡先(電話番号を利用したSMSなど)の情報が必要です。
参考:セキュリティに関するヒント | Instagramヘルプセンター
参考:Instagramアカウントを作成するにはどうすればよいですか。 | Instagramヘルプセンター
Instagramのアカウント開設準備
Instagramを運営する目的に沿った投稿する内容を決めておくと開設後スムーズに運営を行うことができます(初期設計)。
アカウント名はサービス名や社名などのわかりやすく簡潔なものが望ましいでしょう(ほかのSNSがある場合は同じにしてもよいでしょう)。
参考:Instagramのプロフィール情報(名前、ユーザーネーム、メールアドレスなど)を更新するにはどうすればよいですか。 | Instagramヘルプセンター
投稿する
投稿する内容を統一する
1つ1つの投稿の内容は良かったとしても、投稿する内容がいつもばらばらなアカウントはフォローしてもらうことが難しくなります。
初期からある程度は投稿する内容に一貫性を持たせること(見た目や内容を統一すること)を意識するほうが目的に沿った運営を進めやすくなります。
目的のために運営する
個人のアカウントでも運営の目的がある場合は上記の投稿に一貫性をもたせることと目的のために運営することを意識して投稿を積み重ねていくのと、漫然と出来事を投稿して運営するのでは結果や反応が大きく変わってくるはずです。
参考:2022 Instagramの新機能と変更点、最新アルゴリズムに作用するファクター (要因) を解説 | BO STUDIO | 東京のウェブコンサルティング、ウェブ制作会社
アカウントをフォロー、投稿にいいねしてもらうために
アカウントの種類をプロアカウントに変更する
アカウントの種類をプロアカウントに変更することでインサイト(分析ツール)をはじめとする運営に便利な機能を利用できるようになります。
プロアカウントにはビジネスアカウントとクリエイターアカウントの2種類があります。
企業やお店がインターネット上で商品を売ったり、お客さんにわかりやすい連絡先を案内してやりとりしたい場合はビジネスアカウントが適している場合が多いでしょう。
個人でフォロワーを増やして技術や発信をマネタイズすることを目指す場合はクリエイターアカウントの利用を検討してもよいでしょう。
プロフィールのリンクの設定
プロアカウントでも個人用アカウントでもプロフィールの設定に「ウェブサイト」の欄があるのでできるだけ入力しましょう。
参考:Instagramプロフィールに自己紹介やウェブサイトを追加するにはどうすればよいですか。 | Instagramヘルプセンター
自社サービスのリンクを設定しても良いですが、複数のSNSやWebサイトがある場合複数のリンクを設定できるプロフィール用のページを作成してそこへリンクを貼ることもできます。
簡単なプロフィールページを作成する専用のサービスを利用しているアカウントも多いので参考にしましょう。
参考:lit.link(リットリンク)無料のSNSリンクまとめサービス
参考:Linktree | The Only Link You’ll Ever Need
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まとめ
どれくらいの手間と時間がかかるのか、なぜやるのか
最初に述べた3つの大事なことがイメージできたでしょうか?
【1】目的の達成に向けてアカウントの運営を行う
【2】ターゲットにとって有用性のあるコンテンツを発信する
【3】目的を達成するため自分のアカウントとコンテンツの分析を行う
実際に運営を開始したら誰(ターゲット)に向けてどのような投稿を発信するのか(コンテンツ)、何を得たいのか(SNS運営の目的)により、実際に行う投稿への反応を見て(フィードバックと分析)調整していくことになります。
事業の規模や発信したい内容によっては信頼できるソーシャルメディア専門のコンサルタントにアドバイスを求めたり代行業者に運営を委託したりしたほうがよいかもしれません。
投稿内容の決定を行う人物とターゲットの意識(社会問題に対する考え立場、生活の状況など)があまりにもかけ離れていたり、担当者のメディアリテラシーが乏しかったりして、炎上やユーザーに良くない印象を持たれるリスクが高い場合は運営を見合わせたほうが良い場合もあるでしょう。
参考:SNSにあふれる「好きを仕事に」疲れのZ世代、不安煽りやキラキラキャリアにご用心|BUSINESS INSIDER
参考:企業SNS担当者なら誰もが恐れる「炎上」、どう向き合えば防げる? | Web担当者Forum