サービス
manabyでは、『一人ひとりが自分らしく働ける社会』の実現を目指しています。
そのために、在宅就労をはじめとした、自らの強みや志向性が最大限発揮できる働き方の実現力を強みとしています。
具体的な働き方をイメージしながらトレーニングを進めていくことで、実践的なスキルが身についていきます。たとえば、manabyではHTMLやCSSなどのHP制作に用いられるプログラミング言語などの専門性の高いスキルが習得できます。
ただ、座学で学ぶだけでは働き方をイメージすることは困難です。それぞれの障害の特性を自己理解し、企業で求められる業務を体感していくことで、具体的な働き方をイメージできるようになっていきます。
ダイアローグによる自己理解を重視
トレーニングプログラムとしてWeb系のコンテンツが充実していますが、『Web系に特化した専門家を育てる』ことを目指しているのではないそうです。あくまで、自分らしく働くための気づきが得られる場として、自分の特性や強みが活かせる領域を判断できる力を養うことや、ダイアローグ(対話)における自己理解を重視しています。
ダイアローグとは、テーマを定めて対話を行うものの、結論を求めない対話手法のことです。議論ではなく、会話(目的がない対話)でもないそうです。お互いに否定することなく、安心できる環境で、共通のテーマに対して言葉のキャッチボールを行なっていきます。
自分の道筋をクリアに気づけること。『自分らしさ』を発見し、そこを伸ばす支援力の高さが、manabyの強みです。
カリキュラム
専門性の高いビジネススキル講座だけでなく、基礎力を高めるコンテンツも充実しています。
多様かつ質の高いコンテンツ
コンテンツのバリエーションが充実していますが、バリエーションを増やすことや在宅就労を実現することが目的なのではなく、『自分らしい働き方の実現』に向け選択肢を増やすという考え方でコンテンツを用意しています。
対面でのコミュニケーションの機会も大切にしています。希望される方に対し、土曜日にはサタデーレクリエーション(サタレク)を行なっています。例えば、栄養講座(コストを抑えて、おいしい食事を作る)や、ヨガの講座などもあるそうです。クルー(利用者さま)の要望がそれぞれ異なるため、それぞれの事業所ごとに独自にアイデアを発案・実行しているそうです。
eラーニングで学ぶ。
manabyで独自に自社開発したeラーニングシステムで、プログラミングやデザイン、Word、Excelなどを学ぶことができます。いきなりeラーニングを行うのではなく、ダイアローグを通して実現したい未来や自己理解を深めたうえで、より適したコンテンツを選択してもらえるように支援者と伴走し在宅でも学べる体制を整えています。
eラーニングで学ぶからこそ、在宅訓練が実現でき、多くの方に在宅就労の機会提供ができているそうです。
スタッフについて
スタッフの皆さまはそれぞれの専門性を活かし、あなたの自分らしさを見つけ活かすことの支援に長けた方々がいらっしゃいます。
管理者 佐藤結史さん(写真後列右側)
大学を卒業後、広告会社に入社。主に学校法人のブランド立案に携わる。30代後半で航空会社に転職。主にプロモーションに携わる。その後、航空会社が倒産。離職し約1年間無職となる。
この時期に「仕事とは?働くこととは?無職の心理」について深く考え、就労移行支援という分野に出逢う。これまでに障がい者グループホーム、就労継続支援B型、就労移行支援の立ち上げと管理者を経験。
2017年厚労省ジョブコーチ認定、2019年サービス管理責任者資格取得。現在、神奈川県サービス管理責任者研修ファシリテーター。
サービス管理責任者 松尾敦子さん(写真前列左側)
大学を卒業後、コールセンターを運営する会社に入社。コンシューマー向けのBtoCの業務に約10年携わり営業部、運営部にて管理職を経験。
家族の障害をきかっけに福祉系大学の通信教育課程に入学。社会福祉法人に転職し、実践を学んだ後に精神保健福祉士資格を取得。これまで地域活動支援センターの支援員、障がい者グループホームの世話人・管理者、就労継続支援B型の支援員・管理者を職務として経験。
就労支援に特化した支援に携わりたいという思いからmanabyへ転職。2019年11月より関内長者町事業所サービス管理責任者。
就職活動時、就業後のサポート
就職活動においては、スキルを活かすという視点だけでなく、自身の障害特性やあなたらしさを実現できるか、このマッチングを重視し支援しています。実習の機会を得て、実際に自分に合うか体感しながらマッチングを判断できるよう、企業との接点を増やしていくことも行なっています。
就職後、半年間は企業との定着支援を行なっています。在宅就労においても、定着支援はとても大事なプロセスです。
在宅就労では、自分のタスクをこなすスピードを知ることも必要。
在宅就労でよくお聞きする悩みとして、タスクスケジュールのスピード感が異なることが挙げられます。それぞれペースが異なることにより、仕事の任され方、こなすスピードに乖離が生じます。これは仕方のないことです。そこをうまく処理できないと、企業側と働く側にコミュニケーションミスなどが重なることが原因で、双方に負担が生じてしまいます。
働き始めて知る相互理解の足りなさを補うために、定着支援を行なっていくことはとても重要なことです。
事業所の設立経緯
代表の岡崎さんが2006年に大学在学中に起業し、障害を持つ方向けの就労支援事業を複数手がけmanaby設立に繋がっていきます。
『一人ひとりが自分らしく働ける社会の実現』を企業の目指すべき方向としたときに、自分らしく働けていない人たちが誰かとみると、障害を持つ方がこの課題を大きく持っているのではないかとの考えを強くされたそうです。であるならば、障害を持つ方に対して、自分らしく働けるようにサービスを提供するという発想に至り、manabyのコンセプトが定まったそうです。
社会のルールありきの雇用ではなく、自分らしさの実現を目的とした働き方
横浜関内駅前事業所では、リモートワークありきではなく、自分らしい働き方の実現に向け、様々な形をトライしています。
社会のルールありきでの雇用ではなく、自分らしい働き方の実現を目的とした場合に、まだたくさんやらなければならないことがあります。その課題を紐解いて、行政や自治体にマナビー から提案していくなど、あなたらしい働き方の実現に向け様々な形で力になってくれます。この、課題解決のためのコンセプトは、法人設立当初から決まっていたそうです。
理念、ビジョン
『一人ひとりが自分らしく働ける社会』の実現を、ビジョンとしています。
事業所の現状の課題
受け身さが際立つ方に対しても、ダイアローグを通して主体性を引き出せるような支援を行なっていますが、それぞれのペースを大切にした支援を行なっていますので、自分が何もしなくても教えてもらうことが当たり前というスタンスが変わらない方だと、なかなか成長が進まないケースがあるそうです。
メッセージ
支援のスタンスとして、『自分らしさ』の意味を深く追求していることに、驚きがありました。
ダイアローグを重視し、それぞれの志向性や障害特性を理解し、社会と如何に「自分らしさ」を体現できる接点を見出していくか、この質の高さがmanabyの特徴であり強みです。
manabyのスタンスとして、企業ビジョンはあくまでクルー(利用者さま)の成功(自分らしい働き方の実現)に向けていることも大きいのではと感じます。あなたの成長と成功に向けて、真剣に向き合ってくれるスタンスですので、「自分らしさって何?」「自分はこんな人間だと思っているけど、本当はどうなの?」など、自己理解を深めてみたい方は、一度相談されてみることをお勧めします。
salad編集部 森
法人概要
名称 | manaby(マナビー ) 横浜長者町事業所|横浜市中区 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 10:00-16:00 |
対象となる方 | 身体障害や知的障害をお持ちの方 「うつ病」「統合失調症」「双極性障害」「気分障害」「不安障害」「強迫性障害」などの精神障害の方 難病の方 「アスペルガー症候群」「自閉症」「ADHD」などの発達障害の方 |
所在地 | 神奈川県横浜市中区長者町4-9-2 第6吉本ビル3階 |
交通手段 | JR「関内駅」南口より徒歩6分、 地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」1番出口より徒歩1分 |
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HP | https://manaby.co.jp |
この事業所の運営組織 | 株式会社manaby |