作成日:2018.11.11
事業所名

就労移行支援事業所リンクス|埼玉県川越市

“よし、働くか。”

サービス

就労移行支援事業所リンクスでは、障害を有する方に対し働くための基礎力と確かなスキルを身につけるための支援を行なっています。

昨今では、仕事に対して必要となる技能も様々なバリエーションがあります。
リンクスでは、どの企業でも必要とされるMicrosoftOfficeの技能習得だけでなく、Webサイト、画像、動画などWebコンテンツの制作技術まで幅広く身につけることができます。
一般企業への就職という選択肢だけでなく、個人事業主や駆け出しの企業でも生きる力を身につけるために、リンクスは全力でサポートしてくれます。

企業のWeb制作も行なっています。

企業から具体的な仕事も請け負っています。基礎力を高めたのちは、徐々に実践できる環境が整っています。

カリキュラム

10時までに来てもらって、午前中ー15:30までトレーニングを行います。
午後は、SST(ソーシャルルスキルズトレーニング)を行なっています。

午前中は、曜日によって異なるカリキュラムを設定しています。
月曜は体操、水曜はレクリエーション、金曜はシンプルタスク(個々で設定)など、毎日異なる取り組みを行います。
木曜日は、就職活動に向けたカリキュラムも行なっています。
土曜日も午前中だけやっており、補習など希望される方は来ることができます。

全体を通したPCトレーニングの機会もあります。

 

また、ボードゲームを取り入れています。4つのメリットがあるそうです。
◎環境に適応する力が養われること
新しい環境に慣れることが自然とできるようになるそうです。
◎楽しくコミュニケーション力が養われること
ゲームとはいえ、コミュニケーションの難易度は実は高めです。
◎交渉力が培われること
断る力が自然と身につきます。
◎状況把握力
自分の立場などの状況の把握が常に求められます。

環境に適応しつつ状況を整理し、交渉を持ちかけ、コミュニケーションをとるなど、
楽しさを感じられる有効なツールとして積極的に取り組んでいます。
仕事もボードゲームと近いところがあり、目的を定めて、試行錯誤することと一緒です。
そのような体感を楽しんで得られるよう、ボードゲームもカリキュラムの一部として組み込んでいます。一週間に一回しか通えなかった方が、いまは4回通える方など、安定した生活リズムを取り戻すことができた方が増えてきました。来ることが楽しいと言ってもらえることが何より嬉しいです。

ゲームの種類が豊富!みなさん楽しく過ごしています。

ボードゲームを通して、自然とコミュニケーションや連携がとれていきます。

スタッフについて

代表者の石井さん(写真左)、サービス管理責任者の白根さん(写真右)が主体となり支援を行なっています。
石井さんは元々IT企業に勤めており、パソコンスクールを行うなどHP制作やIT技術に強いビジネスマンです。白根さんは福祉経験が長く、チームとしてビジネスと福祉のバランスが取れるよう支援しています。

就職活動時、就業後のサポート

就職はゴールではなくスタートです。
自分にあった職場で楽しく長く働くためには、単なる技能訓練だけではなく、自己理解、そして何より働くことへの理解を深めていく必要があります。

まずは生活の安定を目指す過程を盤石にしたのち、就職活動に向けた支援として具体的な面接対策なども行なっていきます。
就職だけでなく、生活の安定に向けて包括的にみていることが特徴です。

就職を目指している方に対して、状態に関わらず必要な支援を行なっている。
「リンクスに来れば就職を目指せる」という気持ちを持ってもらえるような、支援体制をつくっていきます。

事業所の設立経緯

代表の石井さんの身近な方が障害がきっかけで生きづらさを感じていて、そのような方々の助けになりたいと感じ行動を起こしたことがきっかけです。

もともと、石井さんはIT企業に勤めており、その後パソコン教室を行っていたそうです。
そんな石井さんも、実は福祉が身近な家庭環境で育ったそうです。
お母さまが病院で看護師として福祉の仕事にも携わっており、障害を有する方が身近な環境でした。小学校など小さい頃には福祉学級もありました。

社会人となり、IT企業で働き始めた際にも障害を抱える方が所属する部署との関わり合いもあり、さらに関心を深めることになります。障害のある方が社会で活躍することがなかなか難しい現状を目の当たりにしました。
友人のシステムエンジニアがメンタルヘルスで障害を抱えてしまうケースも経験しました。
小さい頃は先天的な障害を抱える方しか接することがありませんでしたが、
社会に出た後は、後天的に障害を抱える人がこんなに多いのかと驚きがあったそうです。

システムエンジニアの方々と仕事をする機会が多かった石井さんは、多忙な環境の中で体調面を維持しながら仕事のパフォーマンスを維持向上する術について常に考えていました。
真面目で冗談を言うことが得意ではなく、ノーとなかなか言えない受け止めやすい性格の方が調子を崩してしまう傾向が多かったそうです。
そのような方々の力になりたいとの思いを胸に、リンクスを立ち上げられました。

理念、ビジョン

「障害を持っていても持っていなくても、誇りを持って生きられる社会づくり。」

このような理念を持ち、事業所運営をされています。
障害を有する人に対する支援はもちろんですが、リンクスでは働く職場自体にうまくいっていない現状があると考えています。利用者さんの立場に立つことは当たり前で、働き先となる会社に対する支援を行なっていきたいそうです。

その過程として、居宅介護として高齢の方を対象とした、多店舗、他事業展開も行なっていく予定です。
広くあまねく役に立っていく組織として成長させていきます。

事業所の現状の課題

就職が近い方が増えてくると、その方々の希望やできることなど、就職先となる企業に求めることも様々多様化してきます。そのため、就職先のバリエーションを豊富に確保することが今後必要となってきます。

メッセージ

ボードゲームなど楽しめるカリキュラムを通して基礎力を高め、PCを用いた技術の習得を通して仕事の実践力を高めることができると、本質的なバランスのいい成長が期待できるのではないかと感じました。

石井さんはIT企業のビジネスマンとして、実際にWeb系の仕事のプロでもありますので、「このような仕事を目指したいけど自分には難しいのではないか、、」と悩みを持つ方は、ぜひ相談されてみてはいかがでしょうか。

salad編集部

法人概要

名称 就労移行支援事業所リンクス|埼玉県川越市
サービス種別 就労移行支援
利用時間

利用時間10時−15時30分

対象となる方18-65歳までの、就労を希望される方(障害者手帳をお持ちでない方も、まずはご相談ください)
所在地

埼玉県川越市砂949-8井上ビル2階

駅から徒歩2分程度の立地です。

事業所内もキレイ!

交通手段東武東上線新河岸駅東口から徒歩2分
HPhttps://www.yamasho-links.com
この事業所の運営組織

特定非営利活動法人 山正(やましょう)

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