サービス
発達障がいを有する方への専門的な支援を行なっています。発達障がいの特性に合わせたプログラムを用意し、スタッフにおいても発達障がいの特性を理解したメンバーが揃っています。
リンクビー大手町の特長は三つです。
◎発達障がいに特化したプログラム(得手不得手を知り、対策を立てる)を用意していること
◎実践的な職業トレーニングを行なっていること
◎コミュニケーションスキルを高め、自己探求を深めることができること
「発達障がい」にまつわることの悩みは、障がいを有する方の中でも千差万別です。
障がいの特性は、人それぞれ全く異なるためです。
包括的なサポートを行うことができるよう、ストレスマネジメントなど心理面のアプローチを含めた多彩なプログラムを用意しています。
また、実践的な職業トレーニングに力を入れています。
「リンクビー大手町」を運営する株式会社ゼネラルパートナーズは、障がい者の就職実績No,1の就職サービスアットジーピーを運営しています。
そのため、約2,000件(2019年1月末時点)に及ぶ求人から、発達障がいに理解のある企業との縁を創出しています。
それらの企業から得られた知見を活かして、50職種以上の模擬職場を事業所内で再現しています。模擬職場として職業体験を行う意図としては、訓練というよりも適職発見という意味合いが強いそうです。
コミュニケーションにおいては、安心感の醸成を心がけているそうです。
言い換えると、『いつでも失敗できる場にする』ということです。
そのため、それぞれに合った形で、うまく社会と関わりを深め就労を実現していくために、世の中の情報の取り方やコミュニケーションの仕方を提案しています。
リンクビーでの取り組みは「実験」と例えるとわかりやすいです。
原因分析、改善策検討、実行を経て、自分と社会のコミュニケーションルールのギャップ(乖離、違い)を知っていくことが、実験の中身です。
リンクビーのスタッフのみなさんが、あなたの目指す先を決めるのではありません。
あなたが、あなたの道筋を決め行動できるようにするための支援です。
いきにくいこと、居場所がないことで悩み続けてきた方に、『自分らしく生きる』可能性を見出してもらうことが目的です。
カリキュラム
プログラムは、
・職業トレーニング(模擬職場での実践的なトレーニング)
・ビジネスマナー研修(レクチャー形式でビジネスマナーについて学ぶ)
・ストレスマネジメント(レクチャー形式でストレスマネジメント、アンガーマネジメントについて学ぶ)
・就活研修(書類の書き方や面接対策など)
・自己探求研修(『発達障害専門』の支援事業所ならではのプログラム)
など、共通プログラムをベースに、個別の適性や適職を見出すスタイルで行なっています。
模擬職場での実践的な職業トレーニングは、設定も具体的です。
例えば、マーケティング部門のアシスタント事務などのお仕事の場合は、業界(旅行会社など)、所属部署の課題(新しい事業に参入したいが対象となる市場データが足りない)、仕事内容(マーケティングのなかでも、データ取得・分析・グラフを用いた資料作成に取り組む)など、仕事の目的を理解し具体的な作業に落としこめるように、状況を設定します。
そうすると、何が仕事の成果となるかがイメージでき、何が自分に足りなくて、そのために何を訓練すれば良いかが明確になっていきます。模擬職場は、五十種類以上用意されており、これらは「リンクビー」の事業所内で行うことができます。
運営会社のゼネラルパートナーズでは、約2,000件(2019年1月末時点)に及ぶ求人を有し、障がいを持つ方の適職を見出すための就職サービスを展開していますので、このノウハウがあります。
模擬職場をいくつかこなしていくことで、自分にとっての適職が判断できるようになっていきます。
また、自己探求研修という『リンクビー』ならではのプログラムが用意されています。
「わたし」を再構築し、「自分らしく生きる」ことを目的とし、自己に向き合い捉え直す作業を行なっていきます。
背景として、認知や感覚などが一般的な感覚を有する方と異なることから生じる困難さが、生きづらさに繋がっていることが挙げられます。
そのため、具体的な取り組みとして、同じ課題を抱える仲間と語らいながら自己探求(ファシリテーターが、失敗が当たり前の安心安全な環境を整えていきます)を行なっていきますが、自己肯定感、感覚過敏、人生テーマなど、様々な題目に向き合い、その先に自己発見を行えるよう探求プログラムを設計しています。
利用者さまと伴走していくスタンスを大切にされているそうです。
目的のために引っ張っていくのではなく、自己理解を促し、目的を見出す伴走です。
そのための自己探求研修ですので、自己理解と自己決定のための実験としていろいろ試してもらえたらと思っています。
スタッフについて
就職活動時、就業後のサポート
事業所の設立経緯
2019年1月現在、リンクビー大手町で3年、リンクビー秋葉原で2年設立より経ちました。
名前の由来として、「あるがままに、自分らしく生きる」といったテーマがあります。
障がいとは、その人に個人にあるのではなく、
『マジョリティと呼ばれる社会、マイノリティの個人』そこの間に障害があるという考え方です。
自分らしくいきていくために、「どこをどう合わせるのかを、考えていく」というスタンスで支援を行なっていきます。
理念、ビジョン
「自分らしく生きる」
社会からはみ出す、過剰適応する。
どちらも違うと考えています。
多数派向けの社会システムに対し、少数の発達障害を持つ方が、ジョイントの手段を見出していく必要があります。
合わせることと、合わせないことの、選択手段を学ぶことが、リンクビーでできることです。
就職とは別の道が選択されてもいいと考えています。
起業や進学など、あなたらしい道を選択できるよう、伴走させてください。
事業所の現状の課題
企業のニーズを正確に把握していくことは、課題というよりももっと強化していかなければいけないことだと考えているそうです。
利用者さまへ職業準備性を高めるための汎用性の高い支援、自己理解だけでなく、プラス何があれば社会にとって必要なスキルとなるのか、研究を深めていきます。
そして、そのスキルをトレーニングした結果として、ご本人のやりたいことと繋げていくことこそ、リンクビーが実現すべき一人ひとりの「自分らしい働き方」です。
メッセージ
自分らしく生きていくためには、自分だけではできないことがあります。
社会の仕組みを知り、自分が活かせるポイントをつかんでいくには、客観的な視点がどうしても必要だからです。
事業所には、同様の悩みを有するいろんな人との出会いがあり、また、スタッフの皆さまの明るさや、適切なノウハウを基とした後押しに救われる方も多いのではと感じました。
様々な取り組みを、自分を探求する実験として、失敗を当たり前と受け止めてくれる環境はなかなかないのではないでしょうか。
「リンクビー」では、あなたの希望を叶えていくために、何ができるかを様々なアプローチから支援してくれます。
誰でもそうですが、自分で考えているだけでは、新しい気づきはなかなか得られないものです。
新しい一歩を踏み出したいとお考えの方は、「リンクビー」の皆様に相談されてみてはいかがでしょうか。
salad編集部 森
法人概要
名称 | リンクビー大手町 発達障がい専門の就労支援|東京都千代田区 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 10:00-16:00 |
対象となる方 | 一般企業等での就職を希望する方 、障害者手帳を保有している方(お持ちでない方は別途ご相談ください)、 満65歳未満の方 、離職中の方(例外あり) |
所在地 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1丁目5-4 |
交通手段 | 利用可能駅:大手町駅(A1 または C1出口)、神田駅(南口または西口)、小川町駅(B6出口)、淡路町駅(A4出口)、新日本橋駅(出口2) 利用可能都営バス:神田橋、内神田一丁目 |
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HP | https://www.atgp.jp/training/access/otemachi/ |
この事業所の運営組織 |