作成日:2019.02.24
事業所名

就労移行支援事業所atGP ジョブトレIT・Web|東京都渋谷区

“自分らしく生きる。Webスキルと働くためのベースを身につけて。”

サービス

障害を持つ方に向け、「仕事内容・仕事場所・仕事時間等」の自由度が高い働き方を実現するためのWebデザイン領域に特化した支援を行なっています。

Webスキル(デジタルハリウッドWebデザイナー講座を活用)と、働くためのベース(安心して長く働いていくためのビジネススキルや自己管理スキルの習得)の双方を高められることが特徴です。

「Webデザインの仕事をやったことがある!」と言えるようになる。

実際の企業現場の業務プロジェクトに携わるなどの実践プログラムを用意しています。「実際にWebデザインスキルを用いて企業の要望に応えることができます!」という状態で、就職をしてもらいたいとの考えがあるそうです。

プログラムのなかで実務経験を積むことは、訓練というだけでなくWeb系業務のなかでの適職発見という意味合いもあります。Webデザインといっても、HTML、CSS、JavaScriptといった言語を用いるエンジニア性の高い領域もあり、それぞれ個別の特性を活かせる自分に合った仕事を見つけ成長することができます。

生きにくいこと、居場所がないことで悩み続けてきた方に、『自分らしく生きる』可能性を見出してもらうことが支援プログラムの目的です。

Webスキルだけでは、いい就職はできない。

「Webスキルがあれば、いい就職ができる」ということはありません。ビジネス(特にWebデザイン領域)スキルと、働くためのベース(体調、自己理解など)の両輪をバランスよく高めることで、自由な働き方の実現に近づいていきます。

『ジョブトレ IT・Web』の就労支援における考え方としては、スキルは手段であり、就職もあくまで手段です。目的を「自分の強みを活かして働く」と定めると、スキルや就職という”手段”が活き、またスキルの習得や就職活動で必要なステップがよりクリアに見えてきます。

Webスキルと、働くためのベースの双方を身につけることで、自由な働き方の実現に近づく。

 

さらに、実践的な職業トレーニングに力を入れています。『ジョブトレ IT・Web』を運営する株式会社ゼネラルパートナーズは、障がい者の就職実績No,1の就職サービスアットジーピーを運営しています。そのため、約2,000件(2019年1月末時点)に及ぶ求人から、障がいに理解のある企業との縁を創出しています。

カリキュラム

プログラムは、
・Webデザインの講義(デジタルハリウッドWebデザイナー講座)
・Web領域の実践研修(模擬職場での実践的なトレーニング)
・ビジネスマナー研修、ストレスマネジメント(ケーススタディやグループワークを通して、ビジネスマナー、ストレスマネジメント、アンガーマネジメントについて学ぶ)
・就活研修(書類の書き方や面接対策など)
・自己探求研修(豊富な障がい特性に応じた支援事業を行う、ゼネラルパートナーズならではのプログラム)

など、共通プログラムをベースに、個別の適性や適職を見出すスタイルで行なっています。

『ジョブトレ IT・Web』のトレーニングプログラムの特徴

『ジョブトレ IT・Web』におけるデジタルハリウッドのWebデザイナー講座の特徴は、以下3点です。

Webデザインの上流から下流まで、全体を体系的に習得できる。

第一線級のプロ講師陣による質の高い講義。

社内の実務経験豊富な支援者のサポートを受けながら、実務にもトライできる。

 

ゼネラルパートナーズならではの就労移行支援の特徴は、以下2点です。

働くためのベースを整える。

障がい者の就職支援のリーディングカンパニーだからこそ、できることがあります。

 

また、自己探求研修というゼネラルパートナーズならではのプログラムが用意されています。『自分らしく生きる』ことを目的とし、自己への向き合い(障害特性・強みの理解、自分が何を行いたいか、など)を行なっていきます。

Webデザイナーを目指す仲間と気づき合う。

そのため、具体的な取り組みとして、同じ課題を抱える仲間と語らいながら自己探求(ファシリテーターが、失敗が当たり前の安心安全な環境を整えていきます)を行なっていきますが、自己肯定感、感覚過敏、人生テーマなど、様々な題目に向き合い、その先に自己発見を行えるよう探求プログラムを設計しています。座学ではなく、体感を大切にしています。

利用者さまと伴走していくスタンスを大切にされているそうです。目的のために引っ張っていくのではなく、自己理解を促し、目的を見出す伴走です。そのための自己探求研修ですので、自己理解と自己決定のための実験としていろいろ試してもらえたらと思っています。

仲間とともに、自分らしい働き方の実現を。

スタッフについて

スタッフの皆様は、障害特性を理解しベーススキルの向上のための支援に長けたスタッフと、Web・ITの実務経験が豊富なWebデザイナーの講師スタッフがいらっしゃいます。施設長の小牧(こまき)さんは、発達障害専門の支援事業所『リンクビー』での施設運営経験があり、障害特性に応じた支援のプロフェッショナルです。

また、実務経験が豊富なプロのWebデザイナーがスタッフとして複数名在籍しており、Web・IT領域の企業の現場視点でのアドバイスを行うことができ、実践的なトレーニングを行うことができる根拠となっています。

就職活動時、就業後のサポート

『ジョブトレ IT・Web』では、2,000件に及ぶ求人数となる企業ネットワークを活かした就職支援に加え、Webデザインの実務経験豊富なスタッフによるアドバイスにより、適職創出に導きます。

Webデザイナーを目指す方のなかには「Webデザインを職業訓練校で学んだけど、就職がうまくいかなかった。自分でも理由はよくわからない。」という方がいらっしゃるそうです。

原因は、得意なことと苦手なことの整理・言語化ができていないからかもしれません。そこはベーススキルの向上で解決できますが、それだけでなく、就職活動は主体性が求められることを理解しないといけません。仕事では、教えられることを待つのではなく、自分で主体的に動いていく必要があります。その姿勢を就職活動でもみせていかないと、せっかくのチャンスを活かすことができなくなってしまいます。

自分の好きなものだけにとらわれない姿勢が必要

また、Webデザインの業界トレンドを踏襲した学びを経て、就職活動時に有利となる実際の現場に役立つ経験値を高めていきます。

就職に向けた(就職活動中も含め)のトレーニング時には、自分の好きなものや関心のあるものだけでなく、企業のプロジェクト内業務(アプリサイト、ホームページなど)を行なっていく方針です。自分の好きなものだけを作っていても、こういうものしか作れないという固定観念を強くしてしまうリスクがあります。例えば、コーディングができるデザイナーは、社会から強く求められています。このような企業の要望を取り入れ、自らに取り入れていくことが、自らのキャリアの発展に大きく寄与します。

「プロジェクトを完結できる、企業の要望をこなすことができる」という自信を深めていくことが、就職活動においても重要になっていきます。

事業所の設立経緯

障がい者雇用の求人を創出していくにあたり、事務職などの定型業務主体の役割については、なかなか適職を切り出しにくくなっています。ゼネラルパートナーズとして、専門性の高い役割が障がい者雇用の領域においても社会から求められていると感じていたそうです。

その専門職のなかでも、習得難易度がプログラミングエンジニアほど高くなく、未経験でもトライしやすい領域として、Webデザイン領域が候補として有力となった背景がありました。社会人経験が浅く「自分には何も強みがないのでは?」と感じる必要をなくしたいです。社会から求められる専門性を、未経験でも目指せる分野に特化し支援するという目的で、『ジョブトレ IT・Web』は設立されました。

理念、ビジョン

「自分らしく生きる」

自分の強みを活かすということをベースに、働き方もそれぞれの自由を追求していいと考えています。

例えば、満員電車の乗車が難しくても、テレワークや時短勤務など働き方の工夫で、通勤の負担を減らすことができるようになります。すぐフリーランスは難しくても、複業を行いながら徐々に専門性を高めスキルアップを図ることもできます。

働き方が自由になればなるほど、意欲があれば働くことができる社会環境が形作られていきます。すると、生きづらさを抱える方々にも社会との関わりを持つ期待感を高めていくことができます。ゼネラルパートナーズでは、この期待感の高まりをつくっていきたいと考えています。自分らしく生きる働き方を推進し、働き方を自由にする手立てを提供するとともに世界に発信していきます。

事業所の現状の課題

支援事業所を立ち上げたばかり(2019年2月開所)ということもあり、PCをある程度使える方(PC使用経験がある)への支援を現状では行なっています。ゆくゆくは、「PCの電源のつけ方がわからない」といった、PCスキルが全くない方に対しても、サービス提供できる体制を整えていきたいと考えているそうです。

また、企業のニーズを正確に把握していくことは、課題というよりももっと強化していかなければいけないことだと考えているそうです。
利用者さまへ職業準備性を高めるための汎用性の高い支援、自己理解だけでなく、プラス何があれば社会にとって必要なスキルとなるのか、研究を深めていきます。

メッセージ

自分らしく生きていくためには、自分だけではできないことがあります。

社会の仕組みを知り、自分が活かせるポイントをつかんでいくには、客観的な視点がどうしても必要だからです。事業所には、同様の悩みを持ちWebデザイナーを目指すいろんな人との出会いがあり、また、スタッフの皆さまの明るさや、適切なノウハウを基とした後押しに救われる方も多いのではと感じました。

『ジョブトレ IT・Web』では、失敗を当たり前と受け止めてくれ、未経験からWebデザイナーを目指すことのできる体制が整っています。

様々な取り組みを、自分を探求する実験として、失敗を当たり前と受け止めてくれる環境はなかなかないのではないでしょうか。『ジョブトレ IT・Web』では、あなたの希望を叶えていくために、何ができるかを様々なアプローチから支援してくれます。

誰でもそうですが、自分で考えているだけでは、新しい気づきはなかなか得られないものです。新しい一歩を踏み出したいとお考えの方は、『ジョブトレ IT・Web』の皆様に相談されてみてはいかがでしょうか。

salad編集部 森

法人概要

名称 就労移行支援事業所atGP ジョブトレIT・Web|東京都渋谷区
サービス種別 就労移行支援
利用時間

10:00-16:00

対象となる方障害者手帳を保有している方(お持ちでない方は別途ご相談ください)、 満65歳未満の方 、離職中の方(例外あり)
所在地

〒150-0044 東京都渋谷区円山町13番16号 BNKビル2階

交通手段・JR「渋谷」駅 徒歩10分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅 3a口 徒歩6分 ・東急東横線・田園都市線「渋谷」駅 3a口 徒歩6分 ・京王井の頭線「渋谷」駅 徒歩8分 ・京王井の頭線「神泉」駅 徒歩3分
HPhttps://www.atgp.jp/training_it/
この事業所の運営組織

株式会社ゼネラルパートナーズ

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