サービス
精神病患、発達障害の方を中心に、
無理なく主体性を育むことができるトレーニングプランを作成していることが強みです。
また、はたらく環境に雰囲気が近い事業所であり続けたいと考えています。
事業所の居心地の良さに加え、はたらく環境を想定した空間づくりを行なっており、仕事で必要な要素を自然に吸収してもらえるよう工夫を行なっています。
そのような環境の中でも利用者さんをサポートする体制に工夫をおこなっています。
たとえば、生活指導員や就労指導員などのスタッフの席は設けていません。
それぞれの席は利用者さまに活用してもらい、スタッフも同じ空間を共に過ごすことで、気軽にコミュニケーションをとれる雰囲気を大切にしています。
また、昼食は無料でお弁当を用意しています。
お昼休みには皆で一緒に食事をとることで、コミュニケーションも自然と育まれます。
カリキュラム
実務につながるカリキュラムを用意しています。
一人ひとりに合わせた個別のトレーニングに加え、全体での実践的なプログラムを用意しています。
たとえば、PCの訓練においても、知識や技術を問う資格の取得にとどまらず、実践を重視したトレーニングを行なっています。
書類作成においては、表の見栄えや、文字の大きさを揃える、など…
細かいながらも必要な要素を、仕事で必要となる具体的な場面を想定しながら学んでいただけるように、指導を行なっています。
「PCを使って何かをする」ではなく、
「何かをする便利なツール(道具)のひとつとして使う」という考えのもと、
使い方を学んでもらいたいと考えています。
また、アイトライでは就職をすることがゴールではなく、職場に定着することを目指しています。
そのためには、会社や組織の理解や、相手の立場を理解する、といったコミュニケーションがさらに大切な要素となります。
その取り組みのひとつとして、「新聞読会」を毎日行なっています。
世の中の変化を知り、新しい考え方に出会い、自分の考えを伝える、という取り組みです。
毎日習慣として行うことで、知らずしらずのうちにコミュニケーションが身についています。
カリキュラムは生活力、社会力、働く力を身につけるプログラムとして、20種類以上準備しています。
スタッフについて
代表とサービス管理責任者に加え、生活指導員、就労指導員、職業指導員の計7名(30−50代)が在籍しています。
代表は、元々メーカーで製造技術を行なっており、その後は複数の事業立ち上げを行うなど、ビジネスにおけるマネジメント経験が豊富です。また、銀行員や人材コンサル、キャリアカウンセリングの実務経験を有するスタッフがいます。
企業での実務経験が豊富なスタッフのほか、看護師や社会福祉士、精神保健福祉士などの有資格者が在籍しています。
就職活動時、就業後のサポート
目的は「面接に通ること=就職」ではなく、前向きにやりがいを持って働き続けられることです。
そのため、定着支援に力を入れています。
私たちは就職後、概ね3年を目安に定着支援を行なっています。
もちろん、一人ひとりのご状況に合わせ、頻度や内容は異なりますが、就職後も力になります。
また、就職活動時には、仕事探しや企業見学、面接の対策や同行など、
あなたの個性を活かす就労の実現に向け、しっかりとサポートします。
2016年には15名、2017年には4月〜8月の間に11名が就職、復職に結び付いています。
事業所の設立経緯
以前、現代表の土田が企業勤めを行なっていたとき、精神疾患を患いご自宅で療養することとなった方がおりました。
当時は、復職のためのトレーニングをするところはなく、自宅療養以後にサポートする体制がありませんでした。
その後、土田が新規事業の立ち上げなどの経験をもとに、社会人教育を自ら事業として行うことを決意。
就労移行支援事業の取り組みを知り、自らが今後の人生を懸けるべき仕事と決め、設立いたしました。そのため、就労支援と同時にリワーク支援も取り入れました。
理念、ビジョン
「主体的に前向きに挑戦し続ける心」
この言葉をテーマとし、アイ・トライ(I try)と名付けました。
主体的:主役は、自分(=I)だ。他人の気持ちに左右されぬよう自分軸をしっかり。
前向き:ポジティブに考えよう。願い続ければ道は必ず見つかる。
挑戦 :新たなことへのチャレンジ精神を。失敗を恐れず生きがいを求めよう。
このようなスローガンを掲げています。
私たち自身も挑戦を大切にしています。
たとえば、就労移行支援事業所では復職の支援は一般的ではない(就職数の実績に入らないため)のですが、
利用者さまからの希望もあり、役所の方にかけ合い通所を認めてもらいました。
前例のないことであっても、みなさまに喜んでもらえるようなサービスを今後も行い続けます。
事業所の現状の課題
一人ひとりのレベルや個性に合わせたプログラムの開発には、まだまだ課題と改善の余地があります。
PCスキルやマネジメントなど、その方が元々有する強みと、キャリアプランなどの方向性は、
本当に様々異なりますので、ここにきめ細やかに対応していくことが難しさでもあり、やりがいともなります。
メッセージ
ここで何をすべきか一人で考えるよりも、
まずは行ってみる、行動してみるということが大切です。
そこで色々な人と話をしたり、アドバイスを受けたりすることで、
自分が何をすべきか見えてくるはずです。
学ばなければいけない、ついていかなければならない、
といったことは考えなくても大丈夫です。
普段とは異なる環境に、週に一回からでも問題ありませんので、
新たな環境へ進むこと、少しづつ習慣化することも目指してくださればと思います。
一緒に就労に向けて取り組んでいきましょう。
あなたがお越しくださることをお待ちしています。
インタビューに答えてくれた方
アイ・トライ合同会社 代表
土田 敬之(つちだ たかゆき)様
大手電機メーカーで製造技術の経験を積んだのち、サービスビジネスの企画立ち上げ、銀行に対するATM機器のソリューション運用責任者を務めるなど、事業企画・運用のマネジメント経験が豊富。社会人教育に関わる仕事に次の人生を懸ける決意とともに、事業所を設立。現在に至る。
法人概要
名称 | アイトライ さいたまセンター|埼玉県さいたま市 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 月曜日ー土曜日(祝日も含む) |
対象となる方 | 18歳以上65歳未満の、障害や働くことに悩みを持つ一般就労・復職を希望される方 |
所在地 | 〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目14−17 浦和マルゼンビル3F |
交通手段 | 浦和駅西口より徒歩5分 |
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HP | http://itry.co.jp |
この事業所の運営組織 | アイ・トライ合同会社 〒330-0063 電話番号 FAX番号 |