サービス
【あなたが、あなたを好きになるために】
「就職にブランクがあり不安」という方の就職活動をサポートに強みがあります。もちろん、最近まで仕事を行なっていた「就職にブランクがない方」でも、サポートしてもらえます。
うつ病や統合失調症、発達障害などの精神疾患をもつ方々が「なぜ仕事を辞めてしまったのか」を振り返り、その原因を探していきます。
例えば「仕事のスキルは高いが他者とのコミュニケーションが取れない」「自分の中のあたりまえを他者にも求めてしまう」「自分の意見を言うことができず、ストレスが蓄積してしまう」など、仕事をする中で躓いてしまった理由はさまざまです。
EXP立川では自己分析に重きを置き、再び就職するとき同じ理由で辞めることにならないよう、一人ひとりに必要な「働く能力」を改めて見つめなおします。
目的は、「自分を見つめ直し、自分を好きになる(自信を持つ)ことで、人生をより豊かに過ごすことができるようになる」ことです。
自分と他人(スタッフや他の利用者の方々)の意見や見方の違いを感じる、自己評価と他者評価を見比べてギャップを見つけることで、自分を客観的に見ることができ、自分を知ることにつながるようサポートを行っていきます。
カリキュラム
【グループワークを通して新しい自分に気づく】
日々のプログラムはグループワークを中心に行われます。
豊富なプログラムを基に、スタッフや周りの利用者の方々とコミュニケーションをとる中で、自分の考え方のクセにはどんなものがあるか、自分の認知の歪みを確認していきます。
グループワークでは、「こういう状態の時には、こういう対処をする」といった自分の意見を発表するときに、他の人は否定をしない・傾聴するといったルールがあります。また、発表後に周囲から拍手を受けることで自己肯定感を高めていきます。他の人の意見を聞き、取り入れることで、自分にとって効果的な武器、手段が少ない状態から、自分でも使える手段を増やしくことができ、自分の中で新しい気づきを得ることができます。
【自分の武器・手段を増やす】
また、一週間の振り返りシートを作ります。体調や今の自分の状態などの自分を知ることに役立てていきます。自己分析やコミュニケーションを通して「なんとなくやって、なんとなく失敗する」の繰り返しから抜け出すため「なんとなく」の理由がわかってきます。失敗を重ねることで、自分が持っている本来の力に気づいていき、就職して仕事を続けられるようにしていきます。
また、一週間の振り返りシートは、自己評価だけでなく、スタッフの評価も書き加えられていきます。自己認知と客観的な認知のずれを知っていくことで、自分の強みや課題を的確に把握していくことができます。
具滝的には、以下のようなプログラムを行なっていきます。
【セルフマネジメント】
ストレスマネジメント:自分のストレスとは何かを考え、ストレスに対してのコーピング(対処法)を学びます。
マインドフルネス:直訳するとマインド(心)、フルネス(満たされている)状態として、今の自分の状態を確認し、あるがまま受け入れることとされています。セルフケア方法を学んでいきます。
【心理的特性の理解】
認知行動療法:自分の考え方の癖や考え方の偏りを理解し、上手く対処できるような考え方を身に着けられるよう学んでいます。
折れない心の育て方:レジリエンス(復元力、回復力)を高め、折れない心を育てるためにおこなうことのポイントを理解できるよう学んでいきます。
【コミュニケーションスキル】
傾聴:聴く力をアップすることや、相手を理解する手段を学びます。
信頼構築:アサーションを意識し、自分も他者も大切にしたコミュニケーションを学びます。
【ビジネススキル】
ビジネスマナー:基本的な『挨拶・言葉遣い・表情・声のトーン』をおこない、ロールプレイ(疑似体験)をおこない、社としてのビジネス基礎を培っていただきます。
ビジネスツール:フレームワーク、タスクチェック、ロジカルシンキング、ゼロベース思考等をおこない、ビジネス場面で活用できるスキルを学んでいきます。
スタッフについて
【精神面の専門的な支援に長けたスタッフが在籍】
精神保健福祉士の奥主真生(おくぬしまさき)さんは、2016年11月のオープン時からEXP立川でサービス管理責任者をしてします。
福祉系の大学を卒業した後は、地域活動支援センターで知的障害・精神障害を持つ人の相談支援や、引きこもりになってしまった方々の第一歩(料理やスポーツを一緒に行うなど)を支援する仕事をしていました。EXP立川では振り返り面談を行うことにこだわりをもっており、利用者様の自己分析を一緒に行う時間を大切にしています。
臨床心理士の兵働弘一(ひょうどうひろかず)さんはEXP立川でリワークトレーナーをしています。前職はスクールカウンセラーとして、小・中学校の児童及び保護者へのカウンセリングをしていました。
EXP立川では認知行動療法など心理学を取り入れた新しいプログラムの企画立案・作成をおこない、利用者の方々へ向けたプログラムの講師を務めています。また、関係機関のみなさまを対象とした「支援者向け勉強会」の企画立案・実施などもしています。利用者様一人ひとりの「働くための力」を引き出せるような支援に力を入れています。
そのほかにも社会福祉士などの専門資格をもったスタッフや営業経験のあるスタッフ、計7名のスタッフが就活をサポートしてくれます。
就職活動時、就業後のサポート
スタッフの、利用者の皆さまの就職先となりえる企業に対する積極的な接点作り、が活きています。
就職説明会にもよく参加しているそうです。
また、特に就職活動の段階に入ってくると、自分のできることなどの自己評価と、客観的な評価とのズレをなくすことができるように、自己認知を深めることが特に大切になってきます。
実習や企業訪問など、具体的な行動をとっていくことで、徐々に働く気持ちとスキルを確かなものとしていきます。
事業所の設立経緯
【ドラえもんのポケットのように、じぶんの使える道具を増やしてほしい】
支援者のサポートがないと就労できない、支援者がついていないと不安ということではなく、自分の課題の対処法を自分でみつけ実践できるような支援を行うことができたら、という思いが当初からありました。
その、「自立に向けての経験値を増やす」という考えから、EXP(experience points:経験値)という名称で就労移行支援を立ち上げました。自己分析やコミュニケーションを通し、ドラえもんのポケットのように、使える道具を増やしていくことで自分で解決できることを目指してほしいと考えています。
理念、ビジョン
「一人ひとりに合ったワークスタイルを実現するために、自らを知る機会と経験を創造する」ことを理念においています。
支援される部分を少なくし、自分のできる部分を増やすこと。足りない部分は、社会資源を活用する手段を伝えることで、自立に導くことを重要視しています。
事業所の現状の課題
【就労準備性】
・現在専門性の高いプログラムを提供させて頂いておりますが、職員への引継ぎや提供をおこなうための質の向上を目指していきたいと考えております。
【就職活動】
・個別のニーズに対応した職場の開拓に努めておりますが、今以上の企業様とのつながりを持たせて頂くことが必要であると考えております。
【定着支援】
・現在、卒業生の方たちを対象に職場定着が図れるような支援(卒業生の集い等)をおこなっておりますが、より就労継続ができるような支援のノウハウの検討が必要であると考えております。
メッセージ
精神面に課題を感じられる方は、ぜひ相談してみることをお勧めします。
自己認知と客観的な評価のギャップに苦しんだ経験がある方は、対処法を自分で見つけることにはなかなか苦労されたのではないでしょうか。
このような、自分の「当たり前」と、他者や社会の当たり前のギャップを埋め、自らが生きやすい環境を自らが作ることができるように、成長するきっかけを与えてくれる場所です。
与えてくれるといっても、きっかけを掴んだのちに、そのきっかけを活かし「豊かな人生」を実現できるかどうかは自分次第です。
あなた自身があなたをもっと好きになり、自信を持って生活したり働くことを実現するにあたり、EXPはそのチカラになってくれる皆さまです。
salad編集部
法人概要
名称 | EXP立川|東京都立川市 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 10時-15時 |
対象となる方 | 仕事を辞めてブランクのある方、ひとりでの就活に不安のある方、などメンタル不調を抱えて就職を目指す方が対象となります。うつや発達障害をお持ちで通院中の方、障害者手帳をお持ちの方がおもな対象者となりますが、それ以外の方でもまずはお問い合わせください。 |
所在地 | 東京都立川市錦町2-1-26 Nビルディング302 |
交通手段 | JR中央線「立川駅」徒歩5分 多摩モノレール「立川南駅」徒歩3分 |
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HP | https://exp.or.jp/ |
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