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地域の繋がりを増やし、産業を作ることで、 一歩踏み出せる気力や勇気を持ってもらう。 【就労継続支援B型事業所ワーク花きりん 所長 鶴岡正明さん】

東京都23区は、福祉施設が地方と比べ飽和気味と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、東京都においても地域格差が存在し、それぞれの地域において課題も異なることが、就労継続支援B型事業所ワーク花きりん 所長 鶴岡正明さんと、ワーカーズコープ RINGS所長の木下史郎さんの対話のなかで浮き彫りになりました。

鶴岡さんとワーカースコープ所長の木下さんの対談
鶴岡さんは、地域のつながりを増やし、産業を作ることで、一歩踏み出せる気力や勇気を持ってもらうことが大切と語ります。

江戸川区は、福祉施設が足りない。

江戸川区南部の葛西地域では、2018年6月現在、精神障がい者を対象にしたB型事業所が一件(花きりん)しかなく、入所を希望される方のなかでも、待機くださっている方もいらっしゃる状況だそうです。

地域性(町会の方針や、お住まいの方々の特性など)の影響もありますが、障害を持つ方々が取り残されてしまう現状があり、この点を解決するには、地域の繋がりを増やしうまく産業を作っていくことが必要だと、鶴岡さんは感じておられます。

B型でも、キャリアパスをつくる。

実際、花きりんに入所を希望される方々の中でも、すぐ働ける人は少ないそうです。そのため、その方の目的、希望をふまえた質の高い支援が求められます。

ただ、希望を叶えるだけでなく、本人の特性や社会から求められていることを理解し、適切な支援を行なっていく必要があります。

花きりんでは、B型事業所において、利用者さまのキャリアパスを作りたいと考えているそうです。

いろんな状態や特性があるなかで、画一的な支援では本来の能力を活かすことができません。高次脳機能障害、双極性うつ、発達障害、アスペルガー、言葉は一緒でも一人ひとり特性が全く異なります。

月に一回でも来れる人は、通ってもらうことで支援の機会を増やしていきます。

一般就労を目指せる人は、就労移行支援事業所へ移っていただくなど、他の機関、事業所とも連携をとっているそうです。

利用者さまが事業所内で行う仕事においては、事務や軽作業、清掃などの業務を行っています。職員全体の支援能力の向上のため、プロボノなど第三者の方にもお越しいただくことや、サポーターズカレッジなどイーラーニングのシステムなどを導入し、スキルアップにも取り組んでおられます。

一歩踏み出せる気力や勇気を持ってもらう。

B型事業のとても大切なことは「一歩踏み出せる気力と勇気を持ってもらうこと」だそうです。

ご本人が思っている以上にできることがたくさんある!とのことです。花きりんでは、革製品のメーカーという側面も持っていますので、高い水準の技術を習得できる方は、マイスターという役割を担っていただき、特別な仕事に取り組むことができます。

清掃においても、独自のチェックシートをクリアできる人は、清掃の仕事をプロとして取り組むことができます。

江戸川区指定管理事業者から請け負った月10回程度の野球場などの清掃業務や、地域との連携を活かした産業を創っていきますので、一歩踏み出せる気力や勇気を培ってもらい、新しい一歩を踏み出してもらいたいそうです。

横のつながりを増やす。産業を作る。

生活保護はなかなか脱却できるものではありません。ライフラインを維持した上で、社会とつながる取り組みが必要です。

そのためには、法人が横のつながりを増やし、産業を増やすことが肝要です。

江戸川区は高齢者が多く、生活面のお助け隊のような生活支援全般の仕事は作れます。江戸川区は、「医療制度、介護制度」の枠の中で必要な支援を受けられずに困っている高齢者や、自立支援制度などの対象となれなかったグレーゾーンのひとがたくさんいらっしゃいます。

個々の法人で、できることは限られています。

連携し、地域の課題を仕事に変えていく必要があり、そのための働きかけを「花きりん」としても大切にしているそうです。パイの大きい委託事業に依存するのではなく、地域の困りごとを仕事に変えていく努力が必要とのこと。

現状は、江戸川区の需要を受け止めている状態ですが、予防としての取り組みを行っていきたいそうです。

鶴岡さん曰く、「予防とは、教育」

できないことにフォーカスした現在の「教育」は、障がい者は可哀そうな人なので助けてあげないといけないと習います。そして、周囲の方が良かれと思い、何でも本人の代わりに行ってしまった結果、判断力を損なわせてしまい、自立の力を奪ってしまっていることがあります。人のお世話にならないと生きられない人生は自尊心を大きく傷つけます。

できないことにとらわれる、現状を変えて(気づきを与えて)いき、自己受容とその後の道を創ること
を真剣に考えておられます。鶴岡さんは読書も趣味とされているそうですが、ビジネス書ばかり読むと、頭が固くなるとのこと笑。

同じ環境にいると、新しい発想が生まれてこないため、新しい環境に踏み込んでみることを自身としても大切にされて、その結果として新しい挑戦ができることの楽しさを感じておられます。

そのような体験を、多くの方に感じてほしいそうです。

是非、近隣の方でお悩みをお持ちの当事者の方、ご家族の方は、一度鶴岡さんの事業所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

花きりんでの4名の対談を経て集合写真

鶴岡さん(写真右端)、木下さん(写真左端)、村上さん(写真右から2番目)、取材スタッフの集合写真です。

鶴岡さんが運営する「花きりん」のHP
NPO法人コラボえどがわ 
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