サービス
『こみっと』は、主に精神や発達の障がいや疾患を有する方に対するサポートを行なっています。
利用者さまは就労経験がない方も多く、一般企業への就職に向けた包括的な支援を行うことができることが『こみっと』の特徴です。
『こみっと』の強みは大きく三つ
◎自由度が高く、利用者さまの主体性を育むことができること
◎利用者さまの長所を活かした就労を早期に実現し、就労のなかで回復につなげるノウハウを有していること
◎東京しごと財団やハローワークなど、地域や行政機関との連携が深いこと。
『こみっと』では完全個別の支援を行なっています。
プログラムは決まったものがありますが、参加は自由で、面談のみ行うという方もいます。
利用者さまは企業実習を積極的に行っており、外出されていることも多いようです。
また、IPS(個別就労支援プログラム)をベースとし、長所を活かす支援をおこなっています。企業に対しても、説明を行うよりも、実際に一緒に働くなど体感しないとわからないこともたくさんありますので、実習を積極的に行ってもらうようにしています。
「障がい」とひとくくりでも個別差があり、一言で伝えられない難しさがあります。就労したのち、3ヶ月、6ヶ月経つと、今まで気づかなかったことや、無理してしまっていたことが顕在化していきます。挫けてしまう人もいますし、企業が我慢してしまう場合もあります。
仕事始めてみると、このような気づきや、いろいろな関わりも生まれていきますので、仕事が煩雑になったり、マルチタスクを求められるようになると、優先順位を示してあげるといいそうです。
『こみっと』のスタッフの方々が就労後も訪問され、「断れない、期待に応えなきゃ」といった就労後の悩みにも応えてくれ、就労の中で回復を実現していくプロセスにおいても力になってくれます。
『こみっと』では、2012年からIPSモデルの先駆者として活動を続けておられますので、地域や行政との関わりが深いです。
就職活動時においては、利用者さまの意思や同意のもとに、実習先や求人を探す支援を行なっていきます。その際には、連携等を活用し幅広く求人情報等を探り、情報提供も行なっています。利用登録すれば「すぐに応募できる求人がたくさんある」という進め方ではありません。
また、利用者さまの要望によっては、障害者雇用にとらわれず、求人の問い合わせや、必要があれば、企業に説明や交渉等のサポートもされているそうです。
「実習ありき」というスタンスではなく、利用者さまの要望にかなう動きをとっていることが特徴です。
カリキュラム
スタッフについて
就職活動時、就業後のサポート
理念、ビジョン
事業所の現状の課題
事業所の自由度が高い分、ガチガチに訓練して欲しいなど、管理されることが好きなひとは合わないかもしれないそうです。
メッセージ
立川市の方だけでなく、所沢や練馬など遠方から利用される方も多いそうです。
口コミが広がり、ファンがいる事業所はそう多くないのではないでしょうか。
卒業された利用者さんのネットワークから「こみっとさん、良いよ」と伝えられ、利用につながる方が多いことは、本質的な支援を継続されているからだと感じます。
筆者が、運営者の松清(まつきよ)さんにインタビューさせていただくなか、印象的だった言葉が、
「愛されることが大事。愛されキャラになろう。」
お話されていらっしゃったことです。
そのためには、働く環境の肌感覚を知っていくことが大事だそうです。
実際に一緒に働く仲間との交流の中で、相手を知り、自分を知ること。
そこでは、座学の訓練だけでは十分に生かすことができません。実習を含めた具体的な行動(外的なコミュニケーション)を継続することで、相手との信頼関係が培われていくのだと感じます。
就職の入り口のところで、仕事の枠を信頼できる支援者の皆様と一緒に作っていくことのできる環境であれば、幸せな継続した就労が実現できるものと思います。
相談してみたいと感じられる方は、連絡されてみてはいかがでしょうか。
→連絡先
salad編集部 森
法人概要
名称 | 社会生活サポートセンター こみっと|東京都立川市 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 月曜~金曜 10:00~17:30 |
所在地 | 〒190-0012 |
交通手段 | JR立川駅を降りて北口デッキを昭和記念公園方面に向かい徒歩8分 |
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HP | http://parquet.jp/commit/support/ips/ |
この事業所の運営組織 | 特定非営利活動法人ゆるら |