サービス
うつ病や統合失調症、双極性障害(躁鬱病)、気分障害、適応障害などの精神障害や、自閉症、アスペルガー等の発達障害でお悩みの方を含め、就労に困難さを抱えている方を対象に支援しています。
ジョブリッジ飯田橋の特色は、
あなたが本来有するチカラを引き出し、『自生力=自分で生み出す力』を活かせるようプログラムを設計していることです。
「自分らしい働き方、きっと見つかる!」
というコンセプトで、一人ひとりに向き合っています。
支援の特徴は大きく三つです。
◎実際に働く職場に近いリアルな環境を提供していくことで、チームによる協業の体験を積み重ね、確かな自信の醸成を実現していること
◎リードは行いますが『型』にはめず、本人の意思を尊重する支援スタンス
◎多様性受容の社会の実現に向け、企業や社会に対しても新しい雇用機会の創出に向け働きかけていること
事業所はとてもおしゃれな空間ですが、リアルな職場環境をイメージし、また実際に仕事を想定した協業の体験を用意しています。違いに価値を見出し、個性を活かした能力を発揮できるように、個々の違いを活かせる協業のあり方について、ノウハウを有しており、この実践が一人ひとりの確かな自信に繋がっていきます。
→ジョブリッジ飯田橋のホームページ
また、全体のプログラムはあまり行なっていないそうです。
それぞれの課題や希望によりプログラムを変え、一人ひとり異なる希望や思いを実現できるよう支援体制を整えています。
→トレーニングについて
また、根本的な解決に近づけることができるよう、企業人事や経営者との連携により、新しい雇用機会の創出に向け働きかけていきます。
現在はメンタルヘルスに関する事業を行なっていますが、ゆくゆくは、『企業の中に、就業の場でありながら更なる自生力を培うことのできるプログラムを一緒にできる環境をつくる』といった取り組みを行いたいと考えているそうです。
カリキュラム
管理栄養士さんの講義など、全体を通して必要な講義の場合は皆さんで行いますが、それぞれ課題感も異なりますので、カリキュラムは個別に設計しています。
心理的療法、就活プログラムなど、多様なコンテンツを用意していますが、手段やツール(WordやExcelなど)は重視していません。
働くためのノウハウ、コミュニケーション、解決力(検索手段を経て根本解決を行う)などの根本的な人間力を育むことに重きを置き、セルフケアする力を高めていきます。
精神、発達障害を有し、二次障害を併発されている方もいらっしゃいますので、ご自身の症状による悪化傾向に陥りやすい状況を知ることも大切です。
「どのような状況下において、自分がどのようになるのか。」
自分のコントロールを行うことができるように自分を知っていきます。
ストレスを対処する方法は、人ぞれぞれ。
自生力を高めていくには、個別プログラムの設計が必須だそうです。
スタッフについて
企業出身者と福祉経験者のバランスの良いメンバー構成となっています。
サービス管理責任者は福祉経験20年のベテランです。
また、人材派遣の企業出身者、サービス業(大学で心理学専攻)、医療従事者、薬品関連の職務経験者など、多様なメンバーが揃っています。
就職活動時、就業後のサポート
実践を大切にしています。
施設内のトレーニングだけでなく、施設外でのトレーニングも積極的に行なっていきます。
例えば、希望者を募った施設外の合宿として、八ヶ岳での無農薬野菜を販売するといった取り組みも行いました。野菜の販売といっても、売上の集計や、セールスなど、いろいろな仕事があります。
そのなかでも、伸ばしたい領域において仕事の割り振りを決めていきます。コミュニケーションに課題がある方は、あえて販売の仕事にチャレンジしてみる、といった形です。
そのほかにも、高齢者の方へのレクリエーションも行いました。
喜ばせる方法を考えると、他者への配慮や志向性を読み解く力が鍛えられます。
大切なことは、
『それぞれの課題を明確にし、希望を形にできるような、成長を体感できる機会をつくっていくこと。』そこに至るまでの、リアル感を追求していくことだそうです。
リアル感とは、自分が行いたい仕事を想定した時に起こり得る「大変なことや必要なこと」を、逆算し想定して体感できるような『仕事とトレーニングのグレーゾン』のような機会だそうです。
事業所の設立経緯
代表の内田さんのご友人の休職が、一つのきっかけとなったそうです。
残念ながら、社会復帰できなかったそうです。
ただ、企業が悪いということだけでなく、疾病が悪化してしまったり障害を持つ方にに対する対処方法がわからないことが課題と感じられたそうです。
もしかすると、できないのは当たり前のことなのかもしれないと感じた時に、そこは、志のある方が間に入っていく必要があると考えたそうです。
「お医者さんは医療のことはわかりますが、企業のことを理解しているわけではないのかもしれない。企業は、医療の知識はあまりなく、福祉や障害についてなども知識が不足している現状がある。」
その、橋渡しをできるような存在となるべく、ジョブリッジ 飯田橋を立ち上げました。
理念、ビジョン
『自生力をすべての人へ』
→理念・ビジョン
大切なことは、通り一辺倒なことをやらないこと。
個別にとことん話すことを大切にされています。
また、肯定的な価値観を重視しています。
何をするにしても、行動の目的が「怒られないこと」など他者のネガティブな目を気にしてしまうようであれば、そのようなことは気にする必要がないことも話していきます。もちろん、お話を傾聴し否定するようなことは言いません。
その方の軸やお考えの原点を引き出し、自生力につながっていくことができるよう、自ら気づきを感じてもらいます。
それは、甘いことではなく厳しいスタンスかもしれません。
教えるというよりも、コーチングに近いスタンスです。
信頼感を高めていくことで、そこでやっと話してもらえることがあります。
行動が信頼につながると考えていますので、内田さんはじめ、スタッフの皆様もまずは実践してみることを何より大切にされています。
自分が変わらないと、周りも変わらないです。
過去にとらわれず、これからの生き方に焦点をあてた支援をこれからも継続していきます。
多様性受容の社会の実現に向けとりくんでいること
現状の社会は、会社の障害者雇用枠などにより、働く人それぞれを線引きしてしまっている状態です。障害の有る無しではなく、特徴があることを認められるよう、企業への働きかけを強化していきます。
いまは、障害を抱える就労者の将来のビジョンが、描きにくい現状があります。
キャリアパスとして、チャンスを活かすことができるよう、『結構仕事ができるんだ!』という知るきっかけを作ることが肝要だと考えているそうです。
具体的な取り組みとしては、トライアルでいいので、働くこととトレーニングの緩衝地帯のような場所をつくることを提案していきます。企業側にも、前述した体感、リアル感を伝えていくことです。
そのためには、ひとつの会社で旗を振るのではなく、連合を組むことも必要だと考えており、横のつながりも大切にしています。
事業所の現状の課題
悩んでいる人たちに、私たちの取り組みがまだまだ伝わっていないことです。
いらっしゃる利用者さまの8割は、そもそも就労移行支援という言葉を知らない方々です。
取り組みの発信にも力を入れていかなくてはなりません。
メッセージ
代表の内田さんは、多くの障害を抱える方々と接する中で、
0か100か、という白黒をつける習慣を持つ方が多いように感じているそうです。
『頑張り続けるのではなく、柔軟さも大切
柔軟さという強さを持つことも大切』
とお話させていたのが印象的でした。
社会のリアル感を体感できる環境で、魅力的なスタッフや利用者さまとの交流のなかであれば、
前向きな、また新しい自分を見つけることができるのではないでしょうか。
明るく綺麗で開放的な雰囲気ですので、気になる方はまずは見学に行ってみることをオススメします。
salad編集部 森
法人概要
名称 | 就労移行支援事業 ジョブリッジ飯田橋|東京都文京区 |
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サービス種別 | 就労移行支援 |
利用時間 | 9:30-16:00 |
対象となる方 | うつ病・統合失調症・双極性障害(躁鬱病)・気分障害・適応障害等の精神障害や自閉症・アスペルガー等の発達障害でお悩みの方、また、就労に困難を抱えている方 |
所在地 | 東京都文京区後楽2-2-10 松屋ビル 8F →アクセス |
交通手段 | 総武線・大江戸線・有楽町線・東西線・南北線 飯田橋駅下車 徒歩3分 |
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HP | http://giuri.jp |
この事業所の運営組織 | GIURI株式会社 ( ジウリ ) |